El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

東アジア選手権/日本vs中国@大田ワールドカップスタジアム

2005-08-10 | World Football


テジョン駅に17時頃着いた時は、ソウルでの土砂降りの雨が嘘だったかのようにすっかり晴れ渡っていた。
駅前のバス停からバスに乗っていざ大田W杯スタジアムへ。韓国でも有名な儒城(ユソン)温泉の前を通り過ぎ、バスに揺られること約50分。
同じテジョンでも随分距離があったなぁ。全然スタジアムに着く気配が無いから途中で不安になってしまった。
 
日本代表の生観戦は実に約3年ぶり!しかも初アウェー!アウェーといっても相手は韓国でも無く、同胞の北朝鮮でもなく、中国だったからスタンドはガラガラでアウェーという雰囲気は全然しなかったんだけどね。


 
しかし、4万人収容の大田W杯サッカースタジアム。素晴らしすぎる。ゴール裏近すぎ!練習中の楢崎や川口の顔がはっきり見てとれた。
どこに座っても見やすいと思うし、ブルーのスタンドがまた美しい。欧州のスタジアムと比較しても最高レベルだった。日本でもこういうスタジアムもっと欲しいよね。

さて、試合の方はというと、先発メンバーが北朝鮮戦のメンバーと全員総入れ替え!?聞いてないよ、そんなの。まあ前の試合であんな無様な試合を見せられたんじゃこの前代未聞の出来事が起こっても無理はないか。
でもせっかく韓国まではるばるやって来たんだし、ブルーのシャツ着てサポーターの中に混じってゴール裏で声からして応援しましたよ。

だが、しかし!!何やってんだよ!!結構チャンスはあったのに逆に連携ミスで2点やられてるし。そのまま2点リードされて前半終了。
ハーフタイム、みんなテンション低いぞ…。
 
そして後半開始。15分くらいだったか、阿部のFKから相手GKが弾いたボールを茂庭が押し込み一点返した!その時言うまでもなくゴール裏の日本サポーター大絶叫!!
まだまだ試合はこれから、サポーターのテンションは最高潮!!「オー、バモ、ニーポーン。ニーポーン、ニーポーン、バモ、ニーポーン」のお馴染みの応援歌を連呼。

一点を返した後、玉田、大黒、アレックスと攻撃的な選手を投入したが、攻め手が作れず、もうだめかと思った後半40分、あの男がやってくれました。
フル代表初選出の田中達也!達也のペナルティエリアの外から渾身の力を込めて放ったシュートは綺麗にGKの手をすり抜けゴールネットに突き刺さった。
あまりに完璧なゴールに僕を含め、サポーターは一瞬何が起こったのかと静まり返る。審判のゴールのホイッスルを確認した後は再びサポーター大絶叫!!

しかし、同点に追いついたのも虚しく、試合はそのままドローで終了した。



前回の雪辱を晴らすべく、優勝のためには絶対に負けられない試合だった。しかし、前の試合に比べて選手の戦う気持ちは感じ取ることが出来たと思う。この急造メンバーで2点のビハインドを追いついたのは評価したい。
田中達、阿部、今野らアテネ世代の活躍を見ることが出来たことは、今後のレギュラー争いの活性化にも繋がるし代表の底上げにもなるからね。



試合後のスタジアムのライトアップ。幻想的な雰囲気で超綺麗だった。このスタジアムの前で記念写真撮った後、僕らはソウル行きのKTX・最終列車に乗るために、タクシーで足早にテジョン駅へ向かったのだった。


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