テロ特措新法、小沢党首採決放棄。 1月11日（金）

　　テロ特措新法成立。憲法上の手続き（５９条２項）の３分の２の多数決で決まりました。５７年ぶりの衆議院再議決という歴史的瞬間に立ち会ったということになります。これでわが国は晴れてテロ撲滅という崇高な国際的協同活動に復帰し、またインド洋などにおけるシーレーン（航路）を守り抜くという国としての当然の責務も果たすことになったのです。なお民主党の小沢党首はこの本会議採決を大阪府知事選挙の応援とかの理由で棄権しました。採決棄権はいつものことですが、この４ヶ月の国会審議はほかならぬ小沢氏の強い政治的指示に拠っていることを考えれば、民主主義の基本をいまだ理解していないと非難されてもやむを得ないでしょう。自民党の渡部篤（わたなべあつし）氏（１期、福島県）、今やゝ深刻な健康状態にありますが、杖をつき両脇を同僚議員に支えられながら登壇し渾身の一票を投じました。大きな感動と賞賛の拍手が送られたことはいうまでもありません。