僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

時差ボケ東京

2008年06月05日 | おすすめの一冊
Kai-Wai散策で見る写真とはちょっと様子が違うぞ。でも光と闇を感じるパレットはやっぱりmasaさんのものだと気付かされる。サビオウのページで嬉しくてつい笑いが・・・。
ブレることがこんなに美しく時間の躍動と静止とを同時に感じさせるとは。刻々と時を刻みながらけしてどこかへ過ぎ去ってはいかないのである。たぶんこの印象は僕の錯覚ではない。東京のいたるところでmasaさんに捕られられた移動物体は永遠に東京を走り続ける。僕は新しい網膜をまたmasaさんにいただいたと思っていた。が、そうではない。本来の自然な視力感覚を脳内に呼び起こしてもらったのだ。行儀よくピンのあった写真ばかり目にしている僕らは、科学(カメラや映像)に騙されているのかもしれない。輪郭線という境界線がいつも見えているとは限らない。
描くという行為は分かったつもりのものをあえて描きながら再検証していく作業だ。写真も然り。撮るという主体的な経験を通じてより深い理解を僕らは「時差ボケ東京」を通じて体験することができた。創造行為は個人個人、鑑賞者のなかで完結するのだ。
体験希望の皆さまはLOVEGARDENさん、ブックダイバーさん、青木書店さんまで。
・・・・なんて好きなこと書いてしまった上に画像を使わせていただきました。勝手な解釈お許しください。