先日、会社の同期がMOT研修が始まったと。
なになにそれ!?と聞いてみた。
技術者向けのMBAみたいなものとか。
前任の上司が勝手に申し込んでいたらしく
イヤイヤの参加だったみたいだがこれが結構面白いらしい。
先日の話では、メーカーの技術革新についてだったらしい。
企業利益と技術革新の関係は、技術が向上すればするほど
利益は薄くなりそのクロスポイントは高い位置に出るらしい。
講師と言うか大学の教授曰く日本はいいモノを造り過ぎるばかりに
大損しているとか。
アメリカ、中国などはそこまでよいモノを追及せず企業利益を
上げているらしい。
そのよい例がデジカメだとか。
いまや1000万画素に突入し値段もどんどん下落。
よいモノを安くでは無く、よいものは高く、適度なモノを安く
がよいらしい。
この講師がとあるデジカメメーカーに行った時にここの技術者に
『ここまで画素数が上がりデジカメ技術も頂点を極めましたね』
と話したところこの技術者は、
『何を言っているのですか先生!!このカメラで撮影した写真を
壁一面に広げてその画像に満足できますか?』
と熱く語られたらしいがその時先生は
『壁一面に写真を拡大する人が居ますか?』
と聞いたらしい。
兎角世の中技術には無駄が多いとか。
自動車メーカーなんかも今の数では多すぎる。
せいぜい2社もあれば十分ということらしい。
確かに最近どこの企業も開発費の削減に技術融通をする
企業が増えてきました。
船井電機も液晶テレビ部門で大赤字とか。
景気は上向いていると言うが本当にそうかなぁ??
生き残りは益々激化しているようにしかみえないんだけど。