アセンションへの道 PartII

2009年に書き始めた「アセンションへの道」の続編で、筆者のスピリチュアルな体験と読書の記録です。

第2章 社会の変化 ⑫ 地球の未来

2016年03月20日 20時22分47秒 | 第2章 社会の変化
 これまでのブログで、筆者はバシャールの言葉こそ度々引用してきたものの、UFOと宇宙人に就いては殆ど触れてこなかった。その主な理由は、このブログを書き始めた2009年当時、筆者は未だビジネスマンで、宇宙人やUFOに関する話題は会社の中でタブー視されていたことであるが、それでも唯一の例外としてゼカリア・シッチンの『神々との遭遇』を読み、これは事実だと直感したので、人類の起源(類人猿と宇宙人との混血説)として引用している(筆者のブログPartI参照)。
 従ってこのブログのPartⅡを書き始めた時点でも宇宙人やUFOに就いて触れることは全く想定していなかったし、筆者のソウルメイト(追って詳しく説明予定)であるY子さんから、『アミ、小さな宇宙人』(著者はエンリケ・バリオス、以下著者)を読むよう強く薦められた際、正直な処最初は全く気が進まなかった。と言うのも、題名が子供向けの本のようで、最初は内容に関しては全く期待していなかった為である。ところがどうして、結局このアミ・シリーズ三部作(以下、三部作或は上、中、下巻と省略)を全て読むことになってしまった。結果は意外にも、驚きと感動の連続だったからだ。
 それでは何にそれほど感動したのかと言うと、アミ(主人公ペドゥリートが遭遇した宇宙人の名前)を含む登場人物(進化の進んだ地球外生命体)の言葉が理に適い、真理を洞察し、高度なスピリチュアル系の書物(聖書やヒンドゥー教の聖典を含む)と大筋で一致していることである。例えば、冒頭にも触れたが、「人類は類人猿と宇宙人の混血である」というゼカリア・シッチンと同様の説がこの本でも取り上げられている。
 ここで本稿の目的は、地球の未来を描く上でのヒントを同書三部作から引用して、読者諸賢の参考に供することである。実際には引用したい部分が多数あるのだが、本稿の紙幅には限りがあるので、直接本稿のテーマと関連のない部分に就いてはいずれ本ブログで適宜紹介して行きたい。

 先ず上巻に出てくる、「オフィル星」(以下、オフィル)について簡単に説明しておく。アミの説明によれば、人類は数千年以前、現在とほぼ同じような文明が存在していたのだが(アトランティスを指す)、科学の水準が「愛」の水準を上回ってしまい、世界は分裂した挙句、戦争が起こってしまった。少数の人達は、その戦争について事前に知らされ、他の大陸に逃げたが、殆ど最初から文明を作り直すことになってしまった。そして、戦争が起こる少し前に、「愛」の水準の高い人達だけを選んで宇宙人が地球からUFOで救いだし、連れて来た星がこのオフィルということである。従ってオフィルの人達は、エジプト人、インカ人、マヤ人、ギリシャ人などの先祖とのことである。因みに、この辺りの記述は、『エメラルド・タブレット』の記載と完全にとは行かないまでも、共通している部分が多々ある(筆者のブログPartI参照)。

 オフィルの風景は、次のように描写されている。

◇◇◇
 大きな山もなければ、荒れ地も砂漠もなかった。丘や平地をみどりやオレンジや褐色をした、さまざまな色調の植物がじゅうたんのように一面をおおっていた。銀色にかがやいた小川や、水色の湖もあった。その風景はなにかぼくに天国を思わせるものがあった。
 真ん中にある、ほかより少し高い建物を、まるくかこんだ建物が目に入ってきた。いろいろなタイプのピラミッドがたくさん見えた。・・・でも、いちばん多く目につくのは、白や、明るい色をしたたまごのからをふせたようなドーム型の家だった。・・・
 都市はどこにも見あたらない。
「オフィルにも、ほかの文明世界にも都市というものは存在していないんだよ。都市というのは、先史時代的な生活協同形態だからね」とアミが言った。「どうして?」
「都市形態っていうのはね、たくさんの欠点があるんだよ。そのひとつとして一か所にあまりにも多くの人々が集中するために生じる精神の異常によって、人々にも惑星にも悪影響を与えることがある」
「惑星にも?」
「惑星だってそれぞれ進化の異なったひとつの生命体なんだよ。ゆいいつ、生命のあるものから生命が生まれるんだ。みな、依存していておたがいに関係し合っているんだよ。地球の起こすことは、そこに住んでいる人々に影響をあたえるし、反対に人々のすることが地球に影響をあたえるんだ」
「でも、どうしてたくさんのひとが一か所に集中することが、精神の異常を生み出すの?」
「なぜなら人々は幸せじゃないからね。それを地球が知覚するんだよ。人々には、自然や空間が必要なんだ。花や木や庭が・・・」・・・
「ところで、オフィルのひとたちだけど、地球に帰りたがったりしないの?」
「しないよ」 「どうして?」
「だって、もう、巣立ってしまったからね。おとなは、ゆりかごには戻らない。だってそこはせますぎるからね・・・」
◇◇◇

 実は、筆者も退職後、八ヶ岳方面にリゾートマンションを買い求め、現在は八ヶ岳と千葉の自宅との間を行ったり来たりしているが、アミの言っている意味は良く判る気がするし、アナスタシアの推奨する「ダーチャ」での生活とも一脈通じる。

 UFOはやがてオフィルの、モダンな建物に近付いて下降しはじめる。

◇◇◇
 「ここが文明世界のいわゆる都市にいちばん近いものだよ。これは総合芸術センターのようなもので、人々はそれぞれの必要に応じて、ときどきここにやってくる。また芸術や精神、科学などのデモンストレーションに出席したりね・・・・・・でも、だれもここには住んでいない」(アミ)
◇◇◇

 次にオフィルの社会について。

◇◇◇
「ところでアミ、オフィルには、いくつの国があるの?」
「ひとつもない。文明世界だからね、オフィルは・・・」 「国がひとつもないって?・・・」
「ない。でも、しいてあると言えば、あると言えないこともない。オフィルというひとつの国がね」
「ふーん。じゃ、大統領は、だれなの?」 「大統領なんかいないよ」
「じゃだれが命令するの?」 「命令? 命令って、ここはだれも、だれにも、命令なんかしないよ」
「でも、じゃ、だれが組織するの?」
「うん、それなら話は別だ。でもここはもう、みな、組織化し終わっている。もしなにか特別なことがあった場合、賢者たちがその分野の専門家と集まって決定したり、コンピューターにインプットしたりする。でもじっさい、ほんの少ししかすることはない。みな、計画が立てられていて、機械がほとんどやってしまうからね」
「じゃみんな、なにをするの?」
「人生を楽しく、充実して生きることだよ。楽しんだり、はたらいたり、勉強したり、奉仕したり、助けの必要な人を援助したり・・・でも、われわれの世界はたいていの問題は解決ずみなので、おもに、未開文明の援助をするんだよ。・・・たとえば、“メッセージ”を送ったり、いま、ぼくがやっているように、きみのようなひとと直接“コンタクト”をもったり、愛を説いている宗教の誕生を“助けたり”ね。砂漠で“マナ(パン)”が天から降ってきたの、知っているだろう?(訳注:出エジプト記16章参照、モーセがイスラエル人をひきつれて、シンの荒野に入ったとき、神が人々のためにパンを天からおろされたことをさしている)」
「じゃあれは、きみたち宇宙人がしたことなの?」
「その通りだよ。それからまた、ある文明が自滅していくとき、高い度数(筆者註:「愛」の度数を指す)を持っている人々の救済活動に参加したりとかね。・・・
◇◇◇

 ここで再び、アトランティスが登場する。

◇◇◇
「・・・アトランティス大陸がどんなふうにして沈んでいったか、それはまったく想像を絶することだったよ・・・」 「爆弾のため?」
「うん。それと憎悪と苦悩、恐怖など、地球は人間のこれら否定的な放熱には、たえることができなかったんだ。もちろん、核爆弾の破裂はそれ以上にね。そして大陸全体が海の中へと沈んでいった。もし地球人がいま変わらなかったとしたら、そして原爆の炸裂や戦争や不幸がこのまま続いていったら、地球はまた、そのうちにたえられなくなるだろうね。そうしたら前とおなじようなことが再び起こらないとはだれにも言えないよ・・・」
◇◇◇

 次の引用は、中巻から。UFOの中で、アミが見せたある惑星(地球、アトランティス以外)での宇宙人による惑星救出作業の映像の描写である。

◇◇◇
「これは救済計画に参加したこの世界の人々のすべての努力もむなしく、暴力と悪とを克服できなかった世界のじっさいの記録なんだ。見てごらん」
その惑星の大気はこい灰色のくもの層にどっぷりおおわれていた。
たくさんの空飛ぶ円盤が地上に向かって下降していった。
「いま見ているのは、“救出作業”だ。円盤が“700度”以上(筆者註:「愛」の水準を表す度数)以上あるひとたちを捜しだしているんだよ。本当に悲しいことだ。失敗してしまったんだ。すべての努力がまったく水の泡となってしまったんだからね・・・」
 地上はどこもはげしくゆれ動いていた。海岸線にあった都市は、大津波で一層されていた。映像はドキュメント映画のように淡々と荒涼とした風景をうつしだしていった。
 司令官が載っていたのとおなじ大型宇宙母船があらわれた。
「数百万ものひとを非難させなければならないからね・・・」 「数百万だって!」・・・
「度数の高いひとというのは思った以上にたくさんいるんだよ。悪いように見えるひとでもその悪いおこないは、たんに“不正”に対する反逆にすぎないばあいが多い。・・・一般的に言って世の中の習慣や必要性が、悪いおこないを強要している。だからこそ、われわれの送っているメッセージをひろめることが重要になってくるんだ。・・・」
◇◇◇

 続いてアミは、もう一つの別の世界、平和な世界を手に入れた惑星の映像をペドゥリートたちに見せる。

◇◇◇
 こんどは地球やキア(筆者註:ペドリートのツィンソウルであるビンカの惑星)にとてもよく似た世界だった。人々もさまざまな人種まで地球人にそっくりだった。
 ある主要都市にある巨大な建物の入り口に、たくさんの人々が集まっていた。
「いま、きみたちは歴史的な瞬間に立ち会っている。たったいま、この惑星の世界政府が成立したところなんだ。各国から選ばれた代表者はふつうの政治家とはちがうんだ・・・」 「じゃ、なんなの?」
「宇宙計画の奉仕者たちだよ。この世界ではいま、宇宙の法、神の法による統治が始まったところなんだよ(筆者註:神の法とは「愛」に基づく法を意味する)」 
「すばらしいわ!とっても」 ビンカはひどく感動して言った。
「このグループは宗教界や精神界において活動するグループをはじめ、生態学者や平和主義者から構成されている。彼らが、すべての文明世界で実践されている兄弟愛に基づく共同生活を提案したんだ(筆者註:これは以前本ブログで取り上げたトランジション・タウンのようなものだろうか)。そして人々が彼らの言うことを信じることにしたんだよ・・・もうほかにはまったく選択の道がなかったんでね・・・」  「どうして?」
◇◇◇

 この次の引用に注目して頂きたい。

◇◇◇
「世界的な規模の経済恐慌があったんだよ。 それと並行しておびただしい数の核実験や環境汚染、そして地下資源の過剰乱開発。生態系のアンバランスが起きて、気候の異変が農産物をおかしはじめていた。そして新しい伝染病やペスト、疫病、さらに世界各地で沢山の戦争があった。社会システムの対立が原因でひき起こされた戦争もあれば、国境をめぐる戦争、異なった宗教間の戦争もあった。すべてのお金が戦争につぎこまれ、飢餓や貧困、恐怖が世界じゅうのいたるところに生み出されていた。人々ももううんざりしていたんだよ。そんな世の中にね。
 そしてこの集団狂気をなんとか食い止める可能性のある道が、ひとつだけ残された。そんなわけで、みんなの合意を得て平和的にそれをこころみることにしたんだよ。」
◇◇◇

 元々「アミ」上巻が書かれたのは、今から30年ほども前のことだが、この最後の引用文が示す光景は、他ならぬ現在の地球そっくりではなかろうか。このまま人類はアトランティス時代のように自滅に向かって行くのか、それとも世界政府を成立させて、辛うじて人類が生き伸びる道を選択することができるのか、我々の責任は重く、世界政府樹立への道は険しい。

尚、このブログは書き込みが出来ないよう設定してあります。若し質問などがあれば、wyatt999@nifty.comに直接メールしてください。


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