アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第9章 2012年に備える ④ハイアーセルフとの対話

2010-04-02 20:47:06 | 第9章 2012年に備える
④ ハイアーセルフとの対話

「ハイアーセルフ」という言葉を、筆者はこのブログで初めて使ったものと思う。シャーリー・マクレーンが、その著作、『ゴーイング・ウィズイン』の中で、マッサージをしてもらっている最中、半覚醒状態になったところで、思いがけず彼女のハイアーセルフと邂逅したときの感動を述べているが、どうやら彼女の云うハイアーセルフとは「守護霊」を指しているものと思われる。正直なところ、筆者にはハイアーセルフを正確に定義付けることは難しいが、お馴染みの『バシャール』の中で、オーバーソウルとハイアーセルフの違いに言及している個所(単行本の第3巻)があるので、先ずはその部分を引用してみる。

「あなたのいうオーバーソウルとは、あなたが生きてきた今までの全ての人生を一つにまとめた意識です。オーバーソウルとは“無限”の別名ですが、皆さん個々人の意識よりは大きな意識のことです。あなた自身がオーバーソウルだとすると、私達がいう意識は、この指の先のようなものです。ハイアーセルフはオーバーソウルの一部ではありますが、ずっと下の、この肉体的なレベルのほんのちょっと上の部分です。ハイアーセルフというのは、オーバーソウルの中の監視役です。個々人を見張る監視役の部分ということもできます。時々ですが、ハイアーセルフはオーバーソウル自体になることもできます。・・・オーバーソウルをみなさんの会社のオーナーだと思ってくださいハイアーセルフはマネージャー、課長レベルですね。あなたの肉体が、一番下で働いている人、ヒラです。」

このように、シャーリー・マクレーンやバシャールの説を採用すると、ハイアーセルフの意味は比較的狭く、普通日本人が考える「守護霊」といった訳が適当だと思うのだが、本節ではそれをもう少し広く捉え、やや異なるニュアンスを持つ「真我」(真実の自己)という意味合いも含んでいるものと考えて読み進んで頂きたい。

先ず、筆者が2012年問題とアセンションに就いて考えるきっかけを作って下さった、船井幸雄氏の『生きる!!』(書籍A)から、同氏の説を紹介したい。

「これまでの社会は、良心を貫くことよりも、上手に立ち回ることでうまくいくケースが少なくなく、必然的にそうしたテクニックに長けた人間が得をしてしまう時代でした。しかしこうした時代はもう終わりになると思います。時代はエゴ中心から、“自他同然”の開放系へあきらかに移行しはじめていると思えるからです。ですから、今後は良心に従う生き方の重要性、必要性が見直されるようになるでしょう。では、良心とは何かと云えば、“他者への愛を主張し、ときにはそのために自己犠牲をもいとわない人間としての真の心”です。それは、人間だけの特性と言えるし、また、長所とも言えます。しかし、人は肉体を持つがゆえにエゴから完全に抜け切れず、矛盾に満ちた心を抱えながら生きています。・・・良心は、その人のその時点の実力に応じて、微妙に主張を変えます。成長して人間性が高まれば、良心の求めるものも高くなります。良心が下す判断は、そのときその人にできる最高レベルの判断だと言えるでしょう。・・・だとすると、良心は、“人間性向上の仕組みを支える心”と言っていいでしょう。人間的成長と良心との対話の永遠のサイクルによって、人は無限に向上していくと言えるのです。・・・良心の声を聞きながら、努力と成長を繰り返して人間的に向上した人間は、究極には顕在意識、潜在意識、超意識の統合を目指すことになるのではないかと思います。それは、顕在意識下での判断と、潜在意識による半ば無意識的な主張と、超意識にある良心や直感が伝えてくるアドバイスとが、それぞれ全く相反しない状態、つまり、三層の意識の完全に一体化した状態です。」

自分の良心との対話に続き、「夢」を見ることも、筆者はハイアーセルフとの対話だと考えている。第7章の「③夢のはたらき」ではベティ・ベサーズ(穴原美智子訳)の『ドリーム・ブック』(著作I)を紹介済みであり、重複してしまうが、重要な個所なので、ここで改めて引用しておきたい。

「夢は、私たちが肉体だけにとらわれない、次元を超えた存在であることを教えてくれます。私たちは三次元の時空間だけに生きているのではありません。夢は、心の奥深くに宿る高次の自己(訳注・真我・魂)から、私たちに届けられる手紙のようなもので、英知のみなもとが、私たちの内奥(訳注・心の奥深いところ)にあることを教えてくれるものなのです。」
「夢は、人生に起こっていることの意味を、日々、伝えてくれます。また、夢には自分を深く知るために、私たちの内奥にある叡智のみなもとを開くドアも用意されているのです。あなたがそのドアを開きさえすれば、問題を解く方法や、高い教えを見付けることができるでしょう。」
「命ある間、ずっと私たちは、意識、潜在意識、超意識のそれぞれを受け入れようと努力します。そうして、気づきには終わりがないことを知ります。夢は、この意識、潜在意識、超意識の、すき間を埋めるのを助けてくれます。意識的な心(訳注:一般的な心・自我)は、現実の世界を、感覚器官・知覚のフィルターを通して認めます。これは、合理的、知的なレベルです。潜在意識は、ちょうど記憶の銀行のようなもので、あなたの身体の内外ともに、一生かけて体験したことがみな、そこに蓄えられています。超意識(訳注:宇宙の意識・万物に宿る生命力)は、通常の私たちの心をはるかに超えたものです。神そのものに似た、高次の意識です。万物と完全に切り離されているようでありながら、すべてを知るものです。超意識は、人生の目的も魂の持つ使命も知っています。この超意識レベルを通して、あなたは人生プラン全体を調和させることができるのです。夢は、神、高次の自己、導き(筆者註:守護霊のことか?)に向かって、まっすぐ続く道のようなものです。けれども、持てる知識をぜんぶ使ったとしても、今すぐ悟りを得ることはできません。まず、今生で与えられるすべてを受け入れ、自分自身も受け入れ、与えられた状況、体験のすべてをあなたの人生に組み入れて活かすのです。その後に、次のステップに進級することが出来るでしょう。私の導き(筆者註:ガイド=守護霊のことか?)は次のように伝えてくれました。「簡単に悟る方法はないのです。今いるその場所で、自分を確かなものにしたいと思うと、気づきの、より高度なレベルへの扉を開くことになるのです。夢を通して直観力を得て、それを日々の生活に応用することで、完全に理解できるようになってきます。そして、自分の人生に全責任を負わなくてはならないこと、また、他人を傷つける権利がないことを悟るのです。そのように、直観力が拡張されて、やっと、次のレベルへ進級する権利を得ることになります。・・・」
因みに筆者は、ここで著者が云っている「次のステップへの進級」というのが、アセンションを指しているのではないかと考えている。
「夢と瞑想は、人生の課題と指針を与えてくれます。そして、目覚めて現実の中にいるときには、その課題と指針を活かすための、創造のチャンスを与えられているのです。成長し、自分を変えるためには洞察で得たものすべてを、人生の中で一つにまとめる必要があります。それにはただひたすら実行するのみです。」

因みに、筆者は昨年8月から約半年間に亘って、自分が見た夢をノートに記録してみた。目覚めた瞬間、すでに忘れている夢もあるので、書きだすことが出来たのは実際に見た夢のごく一部に過ぎないとは思うが、その中で、明らかに自分を導いてくれたと思われる大切な夢があるので私事で恐縮ながらその内の一つをここで紹介しておきたい。

筆者は昨年(2009)の大晦日に坂本政道氏の『アセンションの鍵』を読了し、その本に挟んであったパンフレットで紹介されているヘミシンクのセミナーを受けるかどうか逡巡していた。実は、筆者はその1年程前に、同氏の『ヘミシンク入門』を読んでヘミシンクに関する最低限の知識は持っており、ヘミシンクのメタミュージックやレゾナント・チューニングを時々試してみていたのであるが、当時(2009年の春から暮れにかけて)の筆者は、ヘミシンクは体外離脱の便法であり、必ずしもアセンションの為に必須の瞑想法だとは思っていなかったし、セミナーの参加料金も高いので、長い間決断を先送りしていた。そしてその晩はそのまま床に就いたのであるが、まさに今年(2010年)の1月1日に次のような夢を見た。
・・・夢の中で、筆者は初めての道をある目的地に向かって歩いている。その道筋が間違い無いかを確認しようとしているのだが、ふと振り返って見ると、多くの人が縦一列に並んで、茶畑くらいの高さの灌木の間のせまい道を、筆者とは違う方向に向かって歩いている。どうもそちらの方が近道のようなので、その列に入って一緒にそちらの方向へ進むかどうか迷っている・・・。
この夢を見た朝、ひょっとしてこれは、ヘミシンクを学ぶことが、アセンションへの近道だと云う夢のお告げではないかと思い、当時筆者が体験してみようかと思っていた別のセミナーの主催者の本(敢えてその著者の名前は非公開とします)とヘミシンク・セミナーのパンフレットを交互に持ち、Oリングテストを行ってみた。その結果、ヘミシンクを勉強することの方がもう片方のセミナーに参加することより有効であるとの結論に達した次第である。

そんな訳で、筆者は現在ヘミシンクのゲートウェイ・エクスピリエンスを1月から自宅で学習している。未だそれほど進んでいないし、体外離脱の体験もしていないので、近い内にアクアビジョンのセミナーを受ける予定でいる。筆者は、人それぞれに、自分に適した瞑想法が有るはずであり、正直必ずしもヘミシンクが唯一の方法ではないと思ってはいる。実際筆者自身も、これまでに座禅を組んでみたり、それ以外の瞑想法も試して来たが、残念ながら「妄想」ばかりで、なかなか「瞑想をした!」という心地よさを味わえないでいた。ところが、ヘミシンクの場合は音声ガイドに従って瞑想を進めて行けば、比較的深い瞑想状態を長時間(といっても筆者の場合20分程度か)維持出来るような気がする。今年2月のセミナーで聞いた坂本政道氏の話に依れば、禅僧が20年から30年もかけて到達する脳波の状態に、ヘミシンクを使うことでかなり早く到達出来るとのことである。若し瞑想法で悩んでいる読者の方がいたら、一度ヘミシンクを試してみることをお勧めしたい。

尚、このブログは書き込みが出来ないように設定してあります。若し質問などがあれば、wyatt999@nifty.comに直接メールしてください。筆者が直接回答するか、或いはQ&Aの欄で質問の内容共々回答させて頂くか検討致します。



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