数日後、城山からの連絡で斉藤の部屋に集まることとなった、城山と見慣れない男が斉藤の部屋に入りこれからの打ち合わせをすることとなったのだ、城山が斉藤に言った、
城山「こちらにいる人があの会社のグループの中の第5班の店長だ、俺たちはこの人を店長と呼んでこれから仕事をさせてもらう、これからこの人と一緒に店に行くぞ、」
斉藤「店?店長?」
斉藤はわけ分からないまま部屋を出て店長と名乗るこの男の車でその店に行くことにした、結構山道を進んでいく、斉藤は不安になり城山に聞いてみた
斉藤「城山さん、どこまで行くんですか?」
城山「この山奥に貸し別荘がある、そこまで行くんだ、もう少しすれば着くと思うんだが」
店長「あと少しすればつきますよ、もう少し我慢しててください何せ人目のつきにくい所で仕事をしないといけないんでね」
店長はにこやかにいった、走ること2時間、ようやく目的地に着いたようだ、その建物は結構古く痛んでいた、その建物の前に止まり、3人は車から降りた、
店長「では、はいりましょうか」
そういうと店長は鍵をポケットから出しながら建物へ向かった、斉藤と城山も店長に続く、店長は、ドアの鍵を開け中へと入っっていった、
店長「どうぞ」
店長の言葉で2人は中へ入っていった、部屋の中は意外に殺風景な部屋だった、
大きなテーブルに寂しく電話が1台あるだけで他は何も無かった、店長は、電話の前の椅子に座り肩から下げていたかばんを床に置いた、そして店長は2枚の書類を抜き取り斉藤と城山にに渡して説明を始めた、
店長「1枚目が顧客リストです、名前の横に番号が書いてあるので番号どうりに電話していってください、そしてもう1枚は、話の進め方です、このとうりに喋ればたいがいのお客様はお金を提供してくださるでしょう、電話対応は丁寧、そして少し早口でお願いします、では早速電話して頂きたいと思います、まず斉藤さんからお願いします」
そういうと店長は、斉藤のほうに電話を寄せた、斉藤と城山は電話の前に座り斉藤はリストの店長の言ったとおりに番号順で電話をしてみることにした、
呼び出し音が数回した後に女性が電話に出た、斉藤はすかさず、
斉藤「オレオレ!今事故ってしまって・・・」
女性「え!?どうしたの!? たかし」
斉藤はニヤニヤしながら言った、
斉藤「どうしよう・・・ベンツに当てちゃったよ、怖そうな人が弁償しろっていうんだよ! 今からお金振り込んでくれよ!そうしないとこの人たちに殺されちゃうよ」
女性「分かった、今から振り込んでくるからその人の口座番号は?」
斉藤「ウン言うよ、」
斉藤は、書類に書いてあった口座番号を女性に伝えた、女性は番号を聞き終わるとすぐに電話をきった、斉藤も満足そうに受話器を置いた、
店長「お見事! しかし、あなたは決定的な過ちを犯しています、金額を指定してください、対応は良かったのですが慌てすぎでしたね、では次電話してください」
斉藤は、2件目に電話をした、1件目と同じように間にマニアルどうりに指摘されたことを注意して話した
2件目は何とか成功をした、
斉藤「すごいですね、自分で考えたストーリではぜんぜんうまい事いかないのに・・・」
店長「当然です、このマニアルはこの道のプロが考えて作成されているのですよ、このマニアルが無ければ素人が人を騙すことなど無理があります、たとえ騙せても矛盾が残るでしょう、このマニアルはそんなに早くは気付くことはありません、」
斉藤は、リスト表のすべてに電話をしていった、終わるともう夕方になっていた
店長「今日はここまでにしときましょう、よくがんばりましたね斉藤さん、明日は城山さんお願いします、では帰りましょうか」
そう言うと店長は斉藤たちに渡した書類を回収し、ブレーカーの電源を切り外に出た斉藤たちも後に続き、車で帰宅した
斉藤は部屋に帰るなりベッドの上に倒れこみそのまま寝てしまった、そして翌日、
店長の車で斉藤と城山は、あの建物で再び電話対応をすることとなった、次は
城山の番だった、しかし城山は落ち着いていた、
斉藤「城山さん、がんばってください」
城山「おう!」
城山が張り切って受話器を取ろうとしたとき店長は言った
店長「昨日言ったことを思い出して対応のほうをお願いします、言い忘れていましたがこれはテストです、あなた方が本当に稼ぐことが出来るかどうか、信用できるかどうかをみています、もし合格であるならば、店舗のほうで仕事をしていただくことになります、では、電話対応のほう、よろしくお願いしますよ」
城山「任せてください、店長、詐欺は演出も大事だということや演技も大事だということも知っています、そこそこ経験があるので大丈夫ですよ」
店長「自信過剰は禁物です、くれぐれも気をつけて望んでください、失敗は許されませんよ」
そういってリスト表を城山に渡した、それを受け取ると城山は受話器を取り、リスト表にある電話番号にかけ始めた、電話には、男が出た、
城山「オレオレ!今事故ちゃってさー、白ベンツなんだけどどうしよう!ヤクザっぽい人が出てきて今すぐ弁償しろっていってるんだけど」
男「和也?、ベンツにぶつけたのか?大丈夫か?怪我は無いか?」
城山「あ、また電話するよ、」
そういうといったん電話をきった、交代で店長が出るというのだ、
店長「ここまではうまく行っています、次は私が警察のフリをして電話電話をしますが、電話はまだかけてはいけません、それは相手をじらすための作戦です、その間に他をかけましょうか?」
城山「それではせっかくうまく行ってても他の電話で言ったことを間違えて言ってしまうのでは?」
店長「そのとうりです、よく気付きましたね」
城山「・・・」
店長は、受話器を取り先ほどの電話番号へかけた、先ほどの男が電話に出た、
男「はい」
店長「ああ、県警の左藤と申しますが、和也さんのお父さんですか?実は、相手さんの方なんですが、シバラキ組の組長さんが乗っていまして、なんでも示談で解決がしたいといっているのですが、相手さんも公に出したくないのでしょう、それに息子さんも反省していますので、ここは示談といった形をとったほうがよろしいかと思います」
店長は落ち着いたような口調で話を進めた、
男は、動揺した口調で話した、
男「息子は、和也はどうなるんでしょうか?」
店長「そうですね、まあ、けが人も幸い出てませんので心配は要らないでしょう、しかし、車のほうはかなり破損していますので相手さんに弁償をしないといけません、あくまで示談ですので、銀行口座に直接相手さんの講座に振り込まなくてはいけないでしょう、振り込み金額は、40万といっておりましたが、その点はよろしいですか?」
男「はい!・・・で、その口座番号は?」
店長は口座番号を男に言って受話器を置いた、
店長「どうですか?城山さん、斉藤さん、簡単でしょう」
そのとき店長の携帯がなった、その声はかなりあわてた様子だった、
サギA「店長!大変です!警察が店内に踏み込んできました、どうしたらいいでしょう?」
店長のにこやかな顔が、青ざめた表情になっていくのが斉藤たちには良く分かった、
店長「分かりました、すぐに戻ります」
そういうと店長は、あわてて電話をきり斉藤たちに言った、
店長「店が大変なことになったので私は失礼するよ!、君たちはもういいから帰ったほうがいい、私は覚悟を決めているから・・・いいんだ・・・それにつかまっても何も知らないんだ・・・どういえばいいかな・・・取調べ・・・鍵はかけなくていいよどうせ立ち入り検査にここにも来るだろうから、君たちの指紋は拭いといたほうがいいかもね、それじゃあ・・・」
そういうと店長は落ち着いたのか、ゆっくり車のほうへ歩いていった、
斉藤たちは、自分の指紋をふき取りその場を急いで離れた、
オレオレ詐欺編〔後編〕 終了
城山「こちらにいる人があの会社のグループの中の第5班の店長だ、俺たちはこの人を店長と呼んでこれから仕事をさせてもらう、これからこの人と一緒に店に行くぞ、」
斉藤「店?店長?」
斉藤はわけ分からないまま部屋を出て店長と名乗るこの男の車でその店に行くことにした、結構山道を進んでいく、斉藤は不安になり城山に聞いてみた
斉藤「城山さん、どこまで行くんですか?」
城山「この山奥に貸し別荘がある、そこまで行くんだ、もう少しすれば着くと思うんだが」
店長「あと少しすればつきますよ、もう少し我慢しててください何せ人目のつきにくい所で仕事をしないといけないんでね」
店長はにこやかにいった、走ること2時間、ようやく目的地に着いたようだ、その建物は結構古く痛んでいた、その建物の前に止まり、3人は車から降りた、
店長「では、はいりましょうか」
そういうと店長は鍵をポケットから出しながら建物へ向かった、斉藤と城山も店長に続く、店長は、ドアの鍵を開け中へと入っっていった、
店長「どうぞ」
店長の言葉で2人は中へ入っていった、部屋の中は意外に殺風景な部屋だった、
大きなテーブルに寂しく電話が1台あるだけで他は何も無かった、店長は、電話の前の椅子に座り肩から下げていたかばんを床に置いた、そして店長は2枚の書類を抜き取り斉藤と城山にに渡して説明を始めた、
店長「1枚目が顧客リストです、名前の横に番号が書いてあるので番号どうりに電話していってください、そしてもう1枚は、話の進め方です、このとうりに喋ればたいがいのお客様はお金を提供してくださるでしょう、電話対応は丁寧、そして少し早口でお願いします、では早速電話して頂きたいと思います、まず斉藤さんからお願いします」
そういうと店長は、斉藤のほうに電話を寄せた、斉藤と城山は電話の前に座り斉藤はリストの店長の言ったとおりに番号順で電話をしてみることにした、
呼び出し音が数回した後に女性が電話に出た、斉藤はすかさず、
斉藤「オレオレ!今事故ってしまって・・・」
女性「え!?どうしたの!? たかし」
斉藤はニヤニヤしながら言った、
斉藤「どうしよう・・・ベンツに当てちゃったよ、怖そうな人が弁償しろっていうんだよ! 今からお金振り込んでくれよ!そうしないとこの人たちに殺されちゃうよ」
女性「分かった、今から振り込んでくるからその人の口座番号は?」
斉藤「ウン言うよ、」
斉藤は、書類に書いてあった口座番号を女性に伝えた、女性は番号を聞き終わるとすぐに電話をきった、斉藤も満足そうに受話器を置いた、
店長「お見事! しかし、あなたは決定的な過ちを犯しています、金額を指定してください、対応は良かったのですが慌てすぎでしたね、では次電話してください」
斉藤は、2件目に電話をした、1件目と同じように間にマニアルどうりに指摘されたことを注意して話した
2件目は何とか成功をした、
斉藤「すごいですね、自分で考えたストーリではぜんぜんうまい事いかないのに・・・」
店長「当然です、このマニアルはこの道のプロが考えて作成されているのですよ、このマニアルが無ければ素人が人を騙すことなど無理があります、たとえ騙せても矛盾が残るでしょう、このマニアルはそんなに早くは気付くことはありません、」
斉藤は、リスト表のすべてに電話をしていった、終わるともう夕方になっていた
店長「今日はここまでにしときましょう、よくがんばりましたね斉藤さん、明日は城山さんお願いします、では帰りましょうか」
そう言うと店長は斉藤たちに渡した書類を回収し、ブレーカーの電源を切り外に出た斉藤たちも後に続き、車で帰宅した
斉藤は部屋に帰るなりベッドの上に倒れこみそのまま寝てしまった、そして翌日、
店長の車で斉藤と城山は、あの建物で再び電話対応をすることとなった、次は
城山の番だった、しかし城山は落ち着いていた、
斉藤「城山さん、がんばってください」
城山「おう!」
城山が張り切って受話器を取ろうとしたとき店長は言った
店長「昨日言ったことを思い出して対応のほうをお願いします、言い忘れていましたがこれはテストです、あなた方が本当に稼ぐことが出来るかどうか、信用できるかどうかをみています、もし合格であるならば、店舗のほうで仕事をしていただくことになります、では、電話対応のほう、よろしくお願いしますよ」
城山「任せてください、店長、詐欺は演出も大事だということや演技も大事だということも知っています、そこそこ経験があるので大丈夫ですよ」
店長「自信過剰は禁物です、くれぐれも気をつけて望んでください、失敗は許されませんよ」
そういってリスト表を城山に渡した、それを受け取ると城山は受話器を取り、リスト表にある電話番号にかけ始めた、電話には、男が出た、
城山「オレオレ!今事故ちゃってさー、白ベンツなんだけどどうしよう!ヤクザっぽい人が出てきて今すぐ弁償しろっていってるんだけど」
男「和也?、ベンツにぶつけたのか?大丈夫か?怪我は無いか?」
城山「あ、また電話するよ、」
そういうといったん電話をきった、交代で店長が出るというのだ、
店長「ここまではうまく行っています、次は私が警察のフリをして電話電話をしますが、電話はまだかけてはいけません、それは相手をじらすための作戦です、その間に他をかけましょうか?」
城山「それではせっかくうまく行ってても他の電話で言ったことを間違えて言ってしまうのでは?」
店長「そのとうりです、よく気付きましたね」
城山「・・・」
店長は、受話器を取り先ほどの電話番号へかけた、先ほどの男が電話に出た、
男「はい」
店長「ああ、県警の左藤と申しますが、和也さんのお父さんですか?実は、相手さんの方なんですが、シバラキ組の組長さんが乗っていまして、なんでも示談で解決がしたいといっているのですが、相手さんも公に出したくないのでしょう、それに息子さんも反省していますので、ここは示談といった形をとったほうがよろしいかと思います」
店長は落ち着いたような口調で話を進めた、
男は、動揺した口調で話した、
男「息子は、和也はどうなるんでしょうか?」
店長「そうですね、まあ、けが人も幸い出てませんので心配は要らないでしょう、しかし、車のほうはかなり破損していますので相手さんに弁償をしないといけません、あくまで示談ですので、銀行口座に直接相手さんの講座に振り込まなくてはいけないでしょう、振り込み金額は、40万といっておりましたが、その点はよろしいですか?」
男「はい!・・・で、その口座番号は?」
店長は口座番号を男に言って受話器を置いた、
店長「どうですか?城山さん、斉藤さん、簡単でしょう」
そのとき店長の携帯がなった、その声はかなりあわてた様子だった、
サギA「店長!大変です!警察が店内に踏み込んできました、どうしたらいいでしょう?」
店長のにこやかな顔が、青ざめた表情になっていくのが斉藤たちには良く分かった、
店長「分かりました、すぐに戻ります」
そういうと店長は、あわてて電話をきり斉藤たちに言った、
店長「店が大変なことになったので私は失礼するよ!、君たちはもういいから帰ったほうがいい、私は覚悟を決めているから・・・いいんだ・・・それにつかまっても何も知らないんだ・・・どういえばいいかな・・・取調べ・・・鍵はかけなくていいよどうせ立ち入り検査にここにも来るだろうから、君たちの指紋は拭いといたほうがいいかもね、それじゃあ・・・」
そういうと店長は落ち着いたのか、ゆっくり車のほうへ歩いていった、
斉藤たちは、自分の指紋をふき取りその場を急いで離れた、
オレオレ詐欺編〔後編〕 終了