極楽のぶ

~全盲に甘んじ安寧を生きる

神の方程式、宇宙を解き明かす

2013年10月11日 | サイエンス

完全数って、みなさん、知ってました? いいです、この回でわかります。きっとちんぷんかんぷんな記事となりますが、どうか最後まで読んでください。

先日、NHKスペシャルで、「神の数式」を見ました。

宇宙の現象を、矛盾なくすべて解く方程式を求め、世界の物理学・数学の天才たちが熾烈な競争を行ってきた、というお話し、素人にもわかりやすく、と工夫された番組、面白かったです。いえ、ぜんぜん、意味はわかりませんでしたが、なんか、すごい!ってことがわかりました。それと、なんとミステリアスなことか、あるいは、やはり神の手は存在するのか、素人なりのおかしな感動を得ました。


素粒子(原子を構成する原子核や電子、とにかく限りなく切り刻んでいった最後の粒子?)の動き、それをすべて説明できる方程式、それは、「美しいものでなければならない」んだそうである。

とにかく、美しくなければならないという、およそ非科学的(私にとって)な前提から追及していったのに、答がでちゃった、という不思議。

彼らの言ういわゆる「美しい」というのは、式が単純であること、X軸とY軸が、360度どこに回転しても、方程式が変わらないこと、なんだそうだ。ま、わからなくていいんです。ただ、回転に目を付けたのはきっとすばらしいことで、そういえば、宇宙にある星たちはすべて回転しているし、素粒子も回転しているんでしょうね? なので、回転しても変わらない式というのは、きっと真理に到達しやすいんだ、きっと。これ、合ってるかな?

こうした式をたてても、矛盾は生まれるんだそうです。
それが、分母がゼロになること。それは無限大∞を意味し、解がないことになります。
あの昨年?話題になったヒッグス粒子は、こうした矛盾を解決するため、存在が予告されたものだったのだそうです。へぇ、でした。で、ヒッグス粒子は見つかりましたね。この空間をびっしり埋めている粒子なんだそうですが、??? 見えない、触れない、感じない、それでも粒子がびっしり埋まっている中をわたしたちは生きているのですね? つまり知らなくていい物質なんだけど、物理学の神の式が成立するためには必要な粒子なのです。?
追記、これを書いた日、ヒッグス博士がノーベル賞受賞のニュースがとびこんできました。神のタイミングです(笑い)

そろそろこのあたりは、、確かに神の領域です。

これは、太陽系の最外側の惑星が、見つかる前から計算上存在が予告されていたのと似ていますね。

宇宙の法則も、アインシュタイン以後は万有引力の法則ではなく、相対性理論によって計算されるんだそうですね、そうなんだぁ、万有引力なんてもう過去なんだぁ。

たとえば、太陽と惑星は、万有引力ではなく、宇宙空間の歪みを作る大きな質量を持った太陽と、その凹みにむかって回りながら近づいてゆく惑星たち、という関係らしい。

ええ?そうなのか、そうなると、いつか、すべての惑星は太陽に吸い込まれていくように思う。きっとそうなのですね。

そういえば、太陽に惑星が飲み込まれていく、まさにその瞬間が観察される遠いよその太陽系もあるそうですから。その姿は未来の私たちの太陽系なのでしょうね。前に聞いたときは、惑星の質量が大きすぎると、引力が強すぎて太陽(恒星)に吸い込まれてしまう太陽系もある、という説明を聞いた記憶があるのですが、すべての惑星はいつかは太陽に同化してしまうんですね。

うちらの太陽の寿命は、100億年と聞きますから、私たちは、いま、ちょうど、80の人生で言えば、太陽40歳のころに生きている。これから、太陽系は老化していくんですね。ちょうど折り返し地点で、人類が神の数式に気づいた、なんか、これって運命的?しかもなんとはかない。

で、番組の話に戻りますが、、私たちの顕微鏡でも見えない素粒子の世界の方程式から、相対性理論の式までを、そうほう統合すると、美しい形を保ったままで、素粒子の動きから、全宇宙の活動までを、方程式で示せる、という発見がありました。

それこそが世界の英知たちが求めていた神の式だったのです。
ついに出た式は、しかし、宇宙の誕生から0.00何秒か過ぎたあとからのことを説明できるが、その前の宇宙の発端の一瞬は説明できなかったのだそうだ。。ちとわかりませんね? いいんです。

ここでブラックホールがでてきます。
さきほど、宇宙空間をゆがめた質量の太陽だが、もし、同じ宇宙空間に、きわめて小さい体積でありながら、極めて巨大な質量を持った星があったとすると、宇宙空間のゆがみは限りなく深く奥底に沈んでゆきます。この底なし沼のような凹みが、ブラックホールなのだそうです。?? なるほどぉ。そうなんだ。

ところが、そのブラックホールの底では、激しいエネルギーが観察されるといいます。
しかし、これまで到達した神の方程式では、ブラックホールの底では、すべての粒子がぎっしりと埋まってしまい、エネルギーはゼロになるというそうです。

これをブラックホールのパラドクスといい、あのホーキング博士が命名、この式の誤りを主張したんだそうです。神の方程式が導かれたあとの最期の謎となった。。。ふーん。

ところが、これを見事に説明しきったのが、素粒子は、輪ゴムのような閉じた弦のようになっているのではないか、つまり、点ではなく、幅がある。

そうすると、接触した粒子と粒子の間にも距離が生まれ、そうであれば粒子と粒子が接触していても、距離はゼロにならない、従って、式が成立する。ブラックホールパラドクスは解かれ、ブラックホールの底に充満した巨大エネルギーを説明できる、というのです。

いやはや、いったいこのひとたちの頭のなかはどうなっているのだろう?と思います。

素人的には、以下のミステリーのような挿話のほうがよほど魅力がある。

上記の粒子輪ゴム説は、超弦説というらしいが、これに気づいた物理学者たちが、この仮説に基づき式を導いたとき、次々と定数496という項が浮かび上がったのだそうだ、そして、そのとき、夜空に雷鳴が轟き、にわかに風が吹いて豪雨となったという。ひゃあ!!!!

496とは、冒頭に書いた完全数で、古代ギリシャの時代から、「天地創造にまつわる数値」としてあがめられ、特別視されてきた数だというんだ、なんという符合????古代人は天地創造に関わる神の方程式を知っていた?

完全数とは、その数字の約数をひとつずつ足していき、その数自身を除く約数の合計がその数自身になるという数値。その数自身を加えれば、合計はその数の2倍になるというものだ。だいじょうぶ、次に例を書きます。わたしも初めて知りました。

まずは6、1と2と3と6が約数だが、3までを合計すると6になる。次は、28だそうだ、1、2、4、7、14ですね、合計すると確かに28です。完全だ。

そして、その次の完全数が496なのだ。
6は、神が働き休日を設けるまでの日数、28は言わずと知れた古代の太陰暦でのひとつきの数だ、なるほど、天地創造と縁がありそうだ。ま、ここでは、ユダヤ教の成立は古代ギリシャより新しいのではないかと思うけれどそこはケチをつけないでおこう。

この話を聞くと、やはり、この宇宙には美しい方程式に従う法則がある、ばらばらに散らばった宇宙なのに、ひとつの方程式で説明ができることになる。

ちょっと前にブログに書いたけど、トンデモ作家のグラハムハンコックが書いた著書、宇宙を作った人たちの住む「ダークマター」の世界を思い出してしまう。

それにしても、ですよ、方程式といいますが、人類ならではの方程式ではあるけれど、構成要素は、アラビア数字、ギリシャ文字、アルファベット、そして、インド人の発明したゼロの概念、ゼロで割ると無限大になるという基本概念、それらがすべてそろって生まれた方程式、宇宙の解くために、世界の人類が結集した、そう思います。これはすごい。そもそも原子論のような(デモクリトスだっけか?)がギリシャ哲学の時代からあること自体、不思議だし、すごい。

そして、496、とはいったい何なのか? 

面白いでしょう?。物理や数学わからなくても。
あの、「美しい」から始めた彼ら物理学者さんたちは、きっと、あちらの世界から派遣されてきた特別なひとたちだと思いますね。自分では気づいていないだけでしょう。

最後に、もし、この最終方程式を信ずるならば、この世界は11次元から成り、宇宙はわたしたちの宇宙のほかに、10の500乗個あるということになるらしい、と、番組は締めくくっています。ここは、ぼく的には、宇宙はきっと10の496乗個だと信じます。。

11次元? 縦横高さと時間の4次元以外に7次元もある? 宇宙がごまんとある? その答えを、そんな馬鹿なと否定するなら、宇宙をひもとく方程式自体を否定しなくてはならないのです。どちらを取りますか?

地球上にいる私たちは、同時に3次元を体験し、長く生きることで4次元めを体験しますが、宇宙から見れば地球の表面は2次元にすぎません。もっと太陽系の外からみれば、点になってしまいますから、2次元すらありえません。つまり、わたしたちには体験できない次元はいくらでも可能性としてあるということです。

いやはや、「2001年宇宙の旅」のモノリス、あるいは卑近なところで「リング」の最終章「ループ」、いろいろ思い出しますが。やはり、グラハムハンコックの、ダークマターに棲む人(物体?)たちにこころが行ってしまいます。。ああ、ちょっとあぶない状態の極楽のぶさんです。

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6 コメント

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Emeritus Professor (Saburou Saitoh)
2019-02-03 20:49:25
Close the mysterious and long history of division by zero and open the new world since Aristotelēs-Euclid: 1/0=0/0=z/0= \tan (\pi/2)=0.

Sangaku Journal of Mathematics (SJM) c ⃝SJMISSN 2534-9562 Volume 2 (2018), pp. 57-73 Received 20 November 2018. Published on-line 29 November 2018 web: http://www.sangaku-journal.eu/ c ⃝The Author(s) This article is published with open access1.
Wasan Geometry and Division by Zero Calculus
∗Hiroshi Okumura and ∗∗Saburou Saitoh
Meritus Professor (Saburou Saitoh)
2019-02-03 20:50:17
Close the mysterious and long history of division by zero and open the new world since Aristotelēs-Euclid: 1/0=0/0=z/0= \tan (\pi/2)=0.

Sangaku Journal of Mathematics (SJM) c ⃝SJMISSN 2534-9562 Volume 2 (2018), pp. 57-73 Received 20 November 2018. Published on-line 29 November 2018 web: http://www.sangaku-journal.eu/ c ⃝The Author(s) This article is published with open access1.
Wasan Geometry and Division by Zero Calculus
∗Hiroshi Okumura and ∗∗Saburou Saitoh
Dr. (Saburou Saitoh)
2019-02-03 20:51:58
Close the mysterious and long history of division by zero and open the new world since Aristotelēs-Euclid: 1/0=0/0=z/0= \tan (\pi/2)=0.

Sangaku Journal of Mathematics (SJM) c ⃝SJMISSN 2534-9562 Volume 2 (2018), pp. 57-73 Received 20 November 2018. Published on-line 29 November 2018 web: http://www.sangaku-journal.eu/ c ⃝The Author(s) This article is published with open access1.
Wasan Geometry and Division by Zero Calculus
∗Hiroshi Okumura and ∗∗Saburou Saitoh
Re:Dr. (windyjazz)
2019-02-05 10:58:41
Dear Professor Emeritus Saburou Saitoh of
Gunma University. Great surprise! Thank you very much for responding my primitive blogue written by an amateur like me. My blogue is basically about Histories or my own past life, however sometimes I am struck by the mystery of the world where we are. Then I was attracted that the solution could be there "division by 0" in the Black Hole.
Yet, I am an olny one who is a retired medical doctor thinking here and there day by day.
But I guess the space will be totaly diffused out under the entropy theory. That is some exciting. Thank you very much again for accessing my 2013's short story associated by NHK. It is realy my honor of my life!

Best Regards
Nob.Gokuraku.
Unknown (たなべよういち)
2020-04-12 22:42:02
やっと宇宙の仕組みがわかりました
Unknown (たなべよういち)
2020-04-12 22:50:40
今から研究していきます
間に合うかな?

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