Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

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水疱瘡パニック

2006-05-17 23:34:46 | Weblog
職場の向かいの席の女性が休んでいる。子供さんが水疱瘡に罹ったそうだ。

昨年の1月下旬のことである。双子の長男がこの病気に罹った。子供なら1週間程度の自宅療養になる。実は私はこの病気をやっていなかった。しかし、大人がかかる確率は子供に比べ低いためそれほど気にしなかったのであった。

潜伏期間は2~3週間。3週間経っても何故か双子の弟は発病しなかった。かかりつけの小児科医は、
「極めて稀なケースです。」
と言い驚いていた。

2月に入った建国記念日の3連休のときである。私は3連休初日に日帰りで丹沢山へ行った。ところが登っている最中、坂がきついせいもあってかどうにもリズムがつかめずに非常に苦しかった。週明け4日間仕事へ行くも怠くて仕方がない。思えばこれが予兆だった。ついには金曜日は会社を休んでしまった。その日の夕方鏡を見て右の上唇にニキビが出来ていた。翌日、そのニキビは顔から体中に広がり始めた。慌ててかかりつけの病院へ行くと皮膚科は休診。循環器系の内科医が診てくれた。
「水疱瘡ですね。残念ですがこの病気は対処療法となって効果的な薬は存在しないんですよ...。」
無情にもそういわれ、"ボルタレン"という消炎鎮痛剤しか処方されなかった。

こんな悲惨な状況でそれはない。慌てて電話帳で皮膚科診療を行っている病院を調べ行ってみる。
「水疱瘡ですね。経口のゾビラックという薬を3日分出しますんでそれで様子を見てください。」
担当に当たった医者はそういうと処方箋を出してくれた。
それを持って調剤薬局へ行って支払いの際驚いた。
「1万3千円になります...。」
説明を求めると薬剤師さん曰くメチャメチャ高い薬らしく、処方も最大で3日分だそうだ。



2日後の月曜日、最初に行ったかかりつけの病院の皮膚科の診療があるため受診した。医者は言った。
「すぐ入院しましょう。ゾビラックを朝晩3日点滴すればきれいに治ります。」
しかし、看護婦さんは言った。
「インフルエンザ隔離で個室が満床ですので入院は出来ません。」
外来治療をお願いすると、このゾビラックという薬、高すぎるため外来での点滴治療は1度しか駄目らしい。つまり入院治療という大げさな既成事実を作らない限り、複数回の投与は出来ないとのこと。医者は哀れんで、
「健保組合(健康保険組合)から請求審査が来たら満床だったという理由付けで対処しましょう。」
といってくれ、3日後にまた来るように指示してくれ、更に3日分のゾビラック経口薬をくれた。状況によるが経口の方も4日目からの処方は難しいらしい。別な病院で貰った旨を伝えると全て飲みきるように指導された。

結局水疱瘡のためその週はまるまる休みとなってしまった。この間、家の裏の図書館に本を借りに行く以外、家から出ることはなかったが、本もかなり読め、また撮りためた映画も見ることが出来た。

結果、あれだけ凄まじかった水疱瘡の痕は顔からは消え去り、その他の部位にも殆ど残らなかった。

極めて稀な例で発病のなかった次男であるが1ヶ月以上したある日、腹に発疹が出た。医者へ連れて行くと医者は何故か嬉しそうに、
「やっぱり出ましたねぇ~。」
といい本来は2~3日しないと確定診断は出来ないらしいがあっさり処方をくれた。そのせいもあってか次男は土日を挟んだ3日で完治診断が出た。

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2 コメント

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治ってよかった・・・ (まゆ太)
2006-05-20 00:23:25
キムチさん、水疱瘡なおってよかったです。大人になってなるときついですよね・・・。会社に行くなといわれても。。。って感じですし。お薬、そんなに高いのですか。保険きいてるのに?
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Unknown (キムチ)
2006-05-21 23:19:44
保険効いてもこの値段なのですよ。

ちなみに子供は乳幼児医療が割り当てられるのでどんな病気をしても無料です。



会社に行くなと言われてもなかなかそうは行かないし...。実際の所、休みの日に誰も出ていないのを確認して出勤しましたけどね...。



子供の病気侮れじ...。です(笑)
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