Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

20th Century Boy

2007-01-19 23:30:46 | Weblog
昨夜テレビのチャンネルを流していると、ロック好きの漫画家浦沢直樹の特集をやっていた。代表作『YAWARA!』の作者と言えばお馴染みだろう。手塚治虫とボブ・ディランの影響を受けた漫画家であるらしい。

私は昨年の夏、屋久島へ行った際泊まった宿に置いてあった『20世紀少年』を何気なく読み始めはまってしまい、帰京後古本屋をまわり全巻読破してしまった。しかし、それまで4ヶ月毎に発売されていたコミックが何故かクライマックスに向けて上り詰めたの21巻以降の刊行が9ヶ月間も無く連載も中断となっていた。1年の間を開けて今年から連載は再開したものの、その間、読者は話が大きくなりすぎて書けなくなったとか作者が倒れたとか様々な推測をしていたようだ。



しかし、昨夜のテレビで語られた真相は、驚くべき物だった。連載漫画2本月5回の締め切りという過密条件で何と20年間漫画を書き続けてきたため、ペンを握る右腕を酷使しすぎ、体のバランスが崩れ右肩が脱臼したような症状に陥り、ペンを握れなくなってしまっていたとのことであった。それは今でも後遺症があるようであちこちに沈痛テープを貼っての仕事となっているようだ。ストーリー以上に作者そのものが命がけのようである。

この20世紀少年、当然のようにマーク・ボランのT.REXの”20th Century Boy”に由来している。来年には実写版の映画化も予定されているそうだ。

以下、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

ストーリー
日本が高度成長期のまっただ中の1970年代。夢と希望に満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌し、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。

しかし、1997年幼なじみの死をきっかけに、その記憶が次第に呼び覚まされていく。そして、世界各地の異変が昔幼い頃空想した、“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。悪の組織“ともだち”に、ヒーロー“ケンヂ”は果たして立ち向かえるのか。

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