今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

他人のモノには手を出さない

2011-01-25 11:53:42 | 断捨離とは?

他人のモノを勝手に捨ててはいけない。

これは断捨離の鉄則だ。


断捨離を始めて間もない頃、
私はこの掟を破り、家族のモノにも手を出していた。


だって~~~~~、自分のモノより、人のモノのほうが捨てやすいから


たとえ使っていなくても、自分が手に入れ、ずっと溜め込んできたモノ達には、
なんらかの執着が絡み付いていて、
要る・要らないの判断をするのは、とてもしんどかった。

しかし家族のモノならば、
たいした執着もないから、潔くズバズバ捨てられる。

どんどん膨らんでいくゴミ袋を見ると、心が躍った。


確かに誰が見ても絶対に要らないモノは、存在する。

小さくなって着られない子供服。

前の学年の教科書やプリント類。

穴の開いたシューズ。

何年も前に卒業したカードゲーム。

カペカペになって皮が剥がれ落ちた、大学時代のスパイク。(30年モノ)

卒論の資料。

前の職場で揃えた、野球ユニフォーム一式。

年代物のとてつもなく旧型のスキー板。

以下省略。


これら家族の不要物は、
断捨離を始めた私にとって、格好の獲物だった。

ほとんど何の罪悪感もなく、
どんどん捨てられて、空間も気持ちもすっきりする。


だ・け・ど!

ひでこ先生は、
たとえ家族と言えど、他人のモノに手を出してはいけない!と仰った

子供がまだ幼くて、すべてのモノが親の管理下にあるならば、
代理で断捨離するのも、まあいいだろう。

だけど、10代の子供は、もう半分大人、
すでに自我が目覚めている相手に対し、
その私物を勝手に処分するのは、よろしくない。

また家の片づけに何の関心もない夫にしても、
大学の部活で使っていた黄ばんだウェアに、
私には理解不能なノスタルジーを抱いているかもしれない。

もし自分のモノが誰かに勝手に捨てられたとしたら…、
なんだか自分がないがしろにされているような、
自分が捨てられるような、
嫌~~~な気分になるはずだ。


だから断捨離は、自分でする。

人のモノに手を出さなくても、
断捨るべきモノは、家の中にいっぱいある。

判断するのが辛かろうが、まず目を向けるのは、自分のモノだ。

主婦の場合は、食器や調理器具や家財等も、
自分の裁量で処分を決められるので、
該当物は膨大な量になるはずだ。


そうやって、自分に軸を据えていれば、
予想外の素敵な変化が訪れる(…こともある)。


断捨離セミナーの受講生さんから、こんなメールをいただいた。

『また皆さんとお会いできることを楽しみに、
今は少しずつ、母と二人でダンシャリに励んでおります。

やはり、二人だと、ダンシャリの楽しさも倍増するようです。

ワイワイ言いながら、ストレス解消になってます。

先日の不燃物の日には、ゴミ袋10袋以上出しました(^O)=3

まだまだ、リサイクルショップ行きの本や雑貨なども控えているので、
早々に持って行きたいと考えています。

最近、モノを溜め込むタイプの父が、
ほんの少しずつですが、モノを手放してきています。

父の怒りにふれないよう、隠れてこっそりダンシャリをしていたのですが、
きっと私達の波動が伝わったのだと思います。

母と二人でニンマリしています(#^.^#)』


またこんなメールも。

『セミナーの後も、ちょっとづつですが
「捨てればいいんだ」と思って、色々とごみ袋にいれています。

が、面白い事に...
私の断捨離は進まないのに、
普段から家の中をきれいにしている友達が
私の話しを聞いて、ドンドン捨て出しました。

スイッチが入っている人って、こうなのね~なんて思っています。』


さらにはこんなコメント。

『やました先生が長年培った「断捨離」を
自分のあり方、暮らしの変化を通じて
断捨離の整合性を、私なりに伝えられたらいいな・・と思います。

今のところ友人など、自分の周りへの影響がすごいです。

ほんの少し伝えただけで、即実行!

しかも、先生がお伝えしたポイントをしっかり押さえているので、
ただただ驚くばかりです☆』



すごいね

受講生さん達が断捨離する姿に感化されて、
家族や友人が自分のモノを自分で処分し始める。

そう、モノの要・不要は、所有者本人にしか判断できない。

自分のモノを自分の手で。

これがあるべき姿なんだと思う。


家族が、各々の私物を自分で断捨離する、
私にもいつの日か、こんな幸運が訪れることを願いつつ、
今日も粛々と自分のモノと向き合おうっと。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先日は… (mimi)
2011-01-25 13:51:16
愚痴のようなコメントを書き込んでしまったmimiです。momoさんに温かいお返事をいただき、とても嬉しく、また目が覚めました
momoさんはじめ、このブログの読者の皆さんに不快な思いをさせてしまったと思います。申し訳ありませんでした。
momoさんのブログをまた最初から読み直し、新たに気づくことがたくさんありました。物との向き合い方が足りなかったのかも
物と向き合い、自分がご機嫌でいられる状態を作ること。そう考えたら、子どもたちの物も、主人の物もあまり気にならなくなりました。まだまだ未熟者ですが、のんびり自分のペースでやっていきたいと思います。ありがとうございました
自分にとっての固有の価値 (ぴよ)
2011-01-25 22:37:10
ご趣旨に全面的に賛成です。

昔からうちの母は「捨て魔」の「片付け魔」で,母にとっていらないものは片っ端から捨てられていました。そのため,うちの中はキレイでしたが,そのことにかえって反発心を抱いて育ちました。
(世間の目を気にしてるだけで,家族の気持ちなんかどうでもいいんだ…)と。

結婚時に「とりあえずしばらくは…」と実家に置いていた宇宙戦艦ヤマトの豪華本やムック,自分で描いたポスター,カセットテープその他思いの詰まった品はすべて3年以内に失われました。
父の日に私がプレゼントした父お気に入りの作務衣も,母の趣味に合わないと1年たたずに廃棄。
あそこまで行くとある意味テロだと思います。

自分の物を自分で捨てるからこそ自分の執着が断ち切れて運気が向上する,のであって,他人の物を独断でバンバン捨てていると,恨みを買って運気低下する…んじゃないかと思います。
何事も節度と正しい基準が大切ですね。
大丈夫、大丈夫! (momo)
2011-01-29 19:35:26
>mimiさん、こんばんは。
私のブログをそこまで真剣に読み込んでくださって、こちらこそ光栄です。
断捨離はモノと向き合うことを通して、実は自分の心と向き合う作業です。
思い通りにならなかったり、苦痛を伴ったりすることもありますけど、住まいと並行して心の中が片づくと、気持ちもすっきりして楽になり、結果、素敵な変化も訪れることと思います。
のんびり屋さん、大いにけっこう。(私もです)
ご自分のペースで進めてくださいね。

やましたひでこ氏のメルマガ、ご存知ですか?
最新号のQ&Aで家族の抵抗について触れています。
よろしければ参考になさってくださいね。
断捨離.com
http://www.yamashitahideko.com/
辛い経験でしたね (momo)
2011-01-29 19:50:48
>ぴよさん、大切な品を勝手に処分されたこと、怒り心頭だったんですね。
行間から、ぴよさんの悔しさが噴出してくるようです。
(ヤマト関連の品は別格ですからね
本当にモノの価値は、他人には分かりません。
世間一般からは、くだらないモノ、無価値なモノに見えても、本人にとっては、思い入れの深い大切なモノであることもあります。
とっても好きで、大切にしていて、一生一緒にいたいモノ…、それはもう分身と言ってもいいかもしれません。
誰だってその分身を捨てられたり、粗末に扱われたら、自分がないがしろにされたようで、腹が立ちますね。

私も家族や周囲の人に、そんな思いをさせないよう、断捨離は自分のモノだけに留めること、肝に命じておきます。

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