映画に 乾杯! / 知の彷徨者(さまよいびと)

名作映画に描かれている人物、物語、事件、時代背景などについて思いをめぐらせ、社会史的な視点で考察します。

じゃじゃ馬の標的

2012-11-24 15:54:44 | 現代ヨーロッパ

第126回 ターゲット(2010年)

原題 Wild Target(じゃじゃ馬の標的/手がつけられないほど「はすっぱ」な標的)

見どころ

 超一流の殺し屋、ヴィクター。冷静で理知的で、教養も深く、貴族風の物腰。
 ところが、今度殺しを請け負った標的は、とんでもない「あばずれ娘」だった。しかも、殺害の企ては、ことごとく邪魔が入って失敗。とかくするうちに、焦った「顧客」は別の殺し屋にも依頼した。
 そして、なぜだかその殺し屋から娘を守ってしまったことから、とんでもない成り行きにはまってしまった。教養も知性もない「じゃじゃ馬娘」にヴィクターは振り回され続ける。
 というわけで、物語や人物、状況が、極端なコントラストをなすように設定されている。映画の観客もまた、ヴィクター同様にロウズというじゃじゃ馬娘に振り回されることになるだろう。

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