気象キャスターネットワーク事務局オフィシャルブログ

NPO法人気象キャスターネットワークの最新の活動報告や事務局からのお知らせなどを掲載しています。

第3回羽生環境教室

2012年10月23日 | イベント

10/23(土)に埼玉県羽生市で第3回環境教室が行われました。

テーマは「屋敷林の動植物マップ作りと稲刈り」でした。

講師は埼玉県生態系保護協会・主任研究員の佐々木 隆馬 さんです。

佐々木さんの講座のやり方は、

子供たちにまず課題を与え、子供たちはその課題に取り組みます。

その課題に取り組んで出てきた疑問に佐々木さんが解説をし、

行動の一つ一つに意味づけをしていました。

子供たちに飽きさせない工夫がなされていました。

まず、先生の指示のもとくすのきかしのきを探しました。

子供たちは敷地内を探し回り、

見つけたら建物の位置情報が記してある地図に印をつけました。

敷地内には、くすのきが2か所にありました。

くすのきと言えばジブリアニメ「となりのトトロ」にでてくる一番大きな木です。

くすのきの下には、茶色い落ち葉が多く落ちていました。

この落ち葉を手でクシャクシャにすると、

樟脳(しょうのう)の香りがしました。

このにおいは、人は平気でも虫たちは嫌いらしいです。

また敷地内にはかしのきもあり、

その下にはどんぐりがたくさん落ちていました。

こどもたちは手のひらいっぱいに拾って、嬉しそうでした。

 

植物のほかに、敷地内の生き物調査もしました。

子供のバッタが親の背中に乗っているように見えます。

この時期はちょうど繁殖期にあたり、

実は上に乗っている小さい方がオスで、下にいる大きな方がメスです。

カマキリがバッタを捕食しているシーンです。

生き物の世界が弱肉強食であることを改めて感じました。

これは、ツマグロヒョウモンと呼ばれる蝶です。

もともと埼玉にはいない蝶だったそうです。

西日本に生息していたらしく、

温暖化の影響で埼玉にもやってきたと言われているそうです。

午後は、夏前に植えた稲を参加者全員で刈りました。

実りが良くて、稲穂がその重さでたわんでいました。

1人で作業をしたら1日中かかるところを、

全員でやったところ、1時間足らずですべて刈り終えることができました。

2週間ほどすると脱穀することができ、年末に餅つきをすることができるようになります。

事務局 仙石


最新の画像もっと見る