菊地信義さんがデザインしてくださったカバーを紹介します。表面はデレムとサングト、裏面はトゥアレンとムルダです。ムルダは見えませんが、カバーの返しのところに写っています。実はカバーをとった本の表紙はカヨナンです。
カバーを開いて見てみると、ちょうどダラン側(人形を操る側)から人形を見るようになっていて、このカバーのように、ダランの左手側からデレムとサングト、右手側からトゥアレンとムルダが登場します。
帯の背の部分のコピーですが、「かぐわしい、バリの深みへ」となっています。同じ木犀社から出版されているプトゥ・スティアの『バリ案内』の増補新版をお持ちの方は私の本と並べてみてください。編集者のこだわりや「遊び」が垣間見えます。