遠くの方からスリールのお問い合わせをいただいていましたが
その患者さんと少しメールでやり取りをしていたら、よく知っている会社のウィッグを最初にご購入されていました。
「作成の時と、翌月と2回ウィッグカットしましたが、どうしても納得がいかず、結局は使用していません。」
とのことでした。それは3月のことだそうです。
今は安めのウィッグを使用されているとのことです。
7月になり体調が落ち着いてきて ウィッグのことをそのウィッグ会社の窓口にご相談すると
「購入した美容室で調整してもらってください。その美容室が嫌なら違う美容室でカットしてもらってください」
と言われたのだそうです。
販売店が対応できないから窓口に相談しているのに、普通の美容室で切ってもらえって言っているわけです。
彼女は治療の前から通っていた普通の美容室にウィッグを持っていくと、その美容師さんが窓口へ抗議のお電話をしてくださったのですが
窓口の回答は
「購入した美容室(販売店)で調整をしてください。今後、美容師(販売店)と直接交渉してください。どのような結論になってもいいです」
…呆れて何も言えません。
いくら気持ちのあるウィッグ取扱店の美容師であっても、何かの行き違いや、相性もあるのでクレームがゼロということは
難しい話であると思っています。
患者さんが窓口に相談した時点で、ウィッグの担当者とはもうお話をしたくはありません。
それは、いくら担当者が良い人物でも。
他店のクレーム処理はたくさんさせていただいていたので、よくわかりますが皆さん同じことを言われます。
それなのに、頼みの綱である窓口がそんな対応では、お仕舞です。
昨日、私のほうからその窓口に電話をしてみました。
そのせいなのか、何なのか、新しいウィッグを彼女に送られてくることになったそうです。
元の担当者が、また製作(カットやサイズ調整)をしたいといわれたそうですが、
お断りされて、手の入っていない新品ウィッグが彼女に送られてきます。
来月あたり、彼女はわざわざ私のところに、この新品ウィッグとともにご来店されたいと
昨日の夜のお電話でお話をされていました。
きれいな植毛のされているウィッグが届くことを祈ります
彼女はウィッグのことで悲しくて眠れない日もあったそうです。
誰のために、医療用ウィッグを作っていますか?
昨日の窓口との電話に、自分たちの保身ばかりを私は感じました。
私の電話は迷惑そうでした。(笑)
3月から悲しい思いをしていた患者さんの気持ちも考えてください。