報道によると、米国カリフォルニア州の山火事が大変なことになっているらしい。死者数十名、行方不明者数百名と、恐ろしい数字だ。
同州は面積・人口とも米国有数、GDPはイタリアに匹敵するという。大変住みやすい所だが、乾燥地帯であるため、毎年大規模な山火事が起こる。ご存知の方も多いが、カリフォルニアの一部山地では、ほぼその稜線に道路がある。山火事対応、消防車を走らせるための道路という。もちろん地肌むき出しで、舗装などしていない。
かって南カリフォルニア在勤時、そのような道路あるいは近くの小道をリュックを担いで歩いたものだ。マウンテンバイクの連中に追い越されるのだが、先頭者が必ずあと何人と言って追い越してゆく。衝突を防ぐ良い知恵であった。
山火事で昔のことを思い出した。海外勤務4か国のうち、カリフォルニアは気候的には最も素晴らしいところであった。欠点は車社会、どこへ行くにも「車」。これには閉口した。