ベガルタ仙台0-0モンテディオ山形
得点者:なし
行った人:菅原さん
皆様、お元気ですか。どうも、山形で修行中の菅原です。残暑厳しい中、体調など崩していませんか?こちらは日中と夜間の温度差が激しいので少し大変です。皆様も楽しい夏休み中ですから、風邪など引かぬよう気をつけてください。
さて、先日修行の合間を縫って行ってきましたよ、仙台。仙台は山形に比べると街の雰囲気が全然違うので新鮮に感じますね。さっさと修行を終えて東京に帰りたくなりましたよ。田んぼはもう十分なのです。
仙台スタジアムは2年ぶりでした。相変わらず雰囲気はJ2とは思えないほどすばらしいですね。しかも今回もナイターの試合だったので、暗闇の中照らし出される両チームの黄色と青色が本当に鮮やかできれいでした。試合前から気合の入った両チームサポーターの熱気が、冷え始めた仙台の街を再び熱く燃え上がらせていましたよ。ただ、仙台サポーターの着ていたTシャツが、
「森保・小村・山下・TERU・HISATO」
など、既にいない選手だらけだったのが気になりましたが。
以下試合の雑感を記したいと思います。
試合内容は…正直去年見た山形でのみちのくダービー(2-2)に比べると面白みにかけた面は否めないです。ただ、みちのくダービーならではの両チームの闘志むき出しのプレーの数々にはやはり興奮させられるものが多々ありましたし、また自分自身が13日ぶりのサッカー観戦ということもあり、久しぶりにサッカーを体感できた喜びが大きくありましたね。サッカーが生み出す強い熱気というものに、J’sゴールの試合速報のみで一喜一憂する乾いた生活が惨めに思えてなりませんでした。でもルイゾンのゴールにはパソコンの前で絶叫しました。
目の前で繰り広げられていたサッカーは本当にお互いのチーム状況を象徴していたといえるでしょうね。まず山形はチームとしてすごく洗練されているという印象を受けました。正直目玉と言える選手はいないのですが、その分組織としての攻めと守りのバランスが良かったです。サイドバックも含めてどの選手も常に精力的に動き回りながらテンポ良くパスをまわして行くサッカーは非常に好感がもてました。
目立った選手としては、完全にマンツーマンでバロンに仕事をさせなかったレオナルドも良かったのですが、特に気に入ったのは高橋健二でしょうか。Mr.J2と言っても過言ではない彼の働きは本当に目を見張るものがありましたね。まさに彼はモンテディオ山形の潤滑油。攻撃の際には気の効いたパスと要所での効果的なドリブルでチームのリズムを確実に生み出し、守備の際にはいち早く危険な、見逃しがちな部分にまで気を配り的確に相手のチャンスをつぶしたり遅らせたりしていました。彼が交代した後はゲーム後半であるということを差し引いても、チームがドタバタと分解してしまった感が否めなかったのでその存在の大きさがよくわかりましたね。本当にすばらしい選手です。
それと個人的には山形のエースとして走り回る原竜太に色々と思い出される感情もありましたね。惜しいシーンはそれほどありませんでしたが、ピッチを縦横無尽に無駄走りする彼の姿に懐かさを感じずにはいられませんでした。竜太がヘッドで点入れてたら周りの仙台サポをまったく気にせず大喜びしてただろうなぁ…まあ阿部祐大郎は相変わらず全然好きでない選手であることも確認できました(爆)。
対する仙台もまさに低迷するチーム事情を反映する試合内容となりましたね。山形のように流れるパスまわしからの攻撃は皆無。ターゲットマンとして生かしたいはずのバロンは完全に封じ込まれ、時たま財前の気迫溢れるプレーで強引にチャンスを生み出すものの、まったく攻めの形を作らせてもらえていなかったです。無理やり放たれるミドルシュートもむなしく外れていきました。途中出場の清水庚也には期待していたのですが、ほとんどの時間消えてましたね。あの試合運びでは上位チームに勝ち星を挙げるのはかなり厳しいと言わざるを得ないでしょう。そりゃあ仙台サポーターも荒れるわけです。
これからのJ2を盛り上げていくのどちらのチームなのか…その答えはピッチ上で残酷なまでに物語られていました。チーム順位は5位と6位。勝ち点差は5ですが、互いのチーム力にはその数字以上に大きな差があるなぁ…なんてことを考えながら、鳴り止まぬ「都並やめろ!」コールをバックに、早めにスタジアムを後にしました。終電逃すと本気でシャレにならないので。
…というのが試合の感想です。本当に有意義な息抜きでした。片道2時間30以上かけて、寮の門限を無視してまで仙台に行った甲斐がありましたね。できることなら数年に一回は、またみちのくダービーを味わいに行きたいです。皆様もぜひ一度体験してみてはいかがですか?
それでは長くなりましたが、この辺でお別れしたいと思います。お手紙また書きます。今度は東京でお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。
得点者:なし
行った人:菅原さん
皆様、お元気ですか。どうも、山形で修行中の菅原です。残暑厳しい中、体調など崩していませんか?こちらは日中と夜間の温度差が激しいので少し大変です。皆様も楽しい夏休み中ですから、風邪など引かぬよう気をつけてください。
さて、先日修行の合間を縫って行ってきましたよ、仙台。仙台は山形に比べると街の雰囲気が全然違うので新鮮に感じますね。さっさと修行を終えて東京に帰りたくなりましたよ。田んぼはもう十分なのです。
仙台スタジアムは2年ぶりでした。相変わらず雰囲気はJ2とは思えないほどすばらしいですね。しかも今回もナイターの試合だったので、暗闇の中照らし出される両チームの黄色と青色が本当に鮮やかできれいでした。試合前から気合の入った両チームサポーターの熱気が、冷え始めた仙台の街を再び熱く燃え上がらせていましたよ。ただ、仙台サポーターの着ていたTシャツが、
「森保・小村・山下・TERU・HISATO」
など、既にいない選手だらけだったのが気になりましたが。
以下試合の雑感を記したいと思います。
試合内容は…正直去年見た山形でのみちのくダービー(2-2)に比べると面白みにかけた面は否めないです。ただ、みちのくダービーならではの両チームの闘志むき出しのプレーの数々にはやはり興奮させられるものが多々ありましたし、また自分自身が13日ぶりのサッカー観戦ということもあり、久しぶりにサッカーを体感できた喜びが大きくありましたね。サッカーが生み出す強い熱気というものに、J’sゴールの試合速報のみで一喜一憂する乾いた生活が惨めに思えてなりませんでした。でもルイゾンのゴールにはパソコンの前で絶叫しました。
目の前で繰り広げられていたサッカーは本当にお互いのチーム状況を象徴していたといえるでしょうね。まず山形はチームとしてすごく洗練されているという印象を受けました。正直目玉と言える選手はいないのですが、その分組織としての攻めと守りのバランスが良かったです。サイドバックも含めてどの選手も常に精力的に動き回りながらテンポ良くパスをまわして行くサッカーは非常に好感がもてました。
目立った選手としては、完全にマンツーマンでバロンに仕事をさせなかったレオナルドも良かったのですが、特に気に入ったのは高橋健二でしょうか。Mr.J2と言っても過言ではない彼の働きは本当に目を見張るものがありましたね。まさに彼はモンテディオ山形の潤滑油。攻撃の際には気の効いたパスと要所での効果的なドリブルでチームのリズムを確実に生み出し、守備の際にはいち早く危険な、見逃しがちな部分にまで気を配り的確に相手のチャンスをつぶしたり遅らせたりしていました。彼が交代した後はゲーム後半であるということを差し引いても、チームがドタバタと分解してしまった感が否めなかったのでその存在の大きさがよくわかりましたね。本当にすばらしい選手です。
それと個人的には山形のエースとして走り回る原竜太に色々と思い出される感情もありましたね。惜しいシーンはそれほどありませんでしたが、ピッチを縦横無尽に無駄走りする彼の姿に懐かさを感じずにはいられませんでした。竜太がヘッドで点入れてたら周りの仙台サポをまったく気にせず大喜びしてただろうなぁ…まあ阿部祐大郎は相変わらず全然好きでない選手であることも確認できました(爆)。
対する仙台もまさに低迷するチーム事情を反映する試合内容となりましたね。山形のように流れるパスまわしからの攻撃は皆無。ターゲットマンとして生かしたいはずのバロンは完全に封じ込まれ、時たま財前の気迫溢れるプレーで強引にチャンスを生み出すものの、まったく攻めの形を作らせてもらえていなかったです。無理やり放たれるミドルシュートもむなしく外れていきました。途中出場の清水庚也には期待していたのですが、ほとんどの時間消えてましたね。あの試合運びでは上位チームに勝ち星を挙げるのはかなり厳しいと言わざるを得ないでしょう。そりゃあ仙台サポーターも荒れるわけです。
これからのJ2を盛り上げていくのどちらのチームなのか…その答えはピッチ上で残酷なまでに物語られていました。チーム順位は5位と6位。勝ち点差は5ですが、互いのチーム力にはその数字以上に大きな差があるなぁ…なんてことを考えながら、鳴り止まぬ「都並やめろ!」コールをバックに、早めにスタジアムを後にしました。終電逃すと本気でシャレにならないので。
…というのが試合の感想です。本当に有意義な息抜きでした。片道2時間30以上かけて、寮の門限を無視してまで仙台に行った甲斐がありましたね。できることなら数年に一回は、またみちのくダービーを味わいに行きたいです。皆様もぜひ一度体験してみてはいかがですか?
それでは長くなりましたが、この辺でお別れしたいと思います。お手紙また書きます。今度は東京でお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。