思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

レヴィナスの神

2013-07-30 00:17:55 | 随想
 先日読んだ内田樹さんの本『呪いの時代』につぎのようなことが書いてあった。同意できない部分なので、少し私見を述べてみる。  「成人」とは、被造物としての自覚をもつ存在のことです。  神が人間を創造したのだとすれば、人間は神の威徳と全能にふさわしい存在でなければならない。「神の威徳と全能にふさわしい存在」とはどのようなものでしょうか。これについてはエマニュエル・レヴィナスがきっぱりとこう書いて . . . 本文を読む