イキヅライヤ

哲学を少々たしなんでます。生きるって何だ、とか。

これでバイトもなかったら最高なんだけど

2008-01-30 00:07:53 | アニメ
 1月ももう終わりですね。善浪です。
 まあだからどうってこともないんですが。
 ぼくはもう卒論も終わってしまったので、基本的にやることがバイトしかありません。
 で、気づいちゃったんですけどね、この生活スッゲェ楽。締め切りに追われない生活ってスゲェ楽チン。
 しかしここまで楽だと確実にダメになるなぁ、と思いつつも、まあいいか、と楽な方へ楽な方へ傾きかける自分が実は嫌いじゃない。でも嫌いじゃないと思ってる自分は嫌い。


・アニメ感想(1月22~28日)

『狼と香辛料』
 ロレンスってどっかで見たことあると思ったら、「ネウロ」の笹塚刑事だ!と、どうでもいいことに気づく。目が輝いている笹塚さんだ。
 まあそんなことはほんとにどうでもよくて、お話のほうは今回からようやく本筋の「経済」の話に入っていった感じ。派手なバトルはないけど、海千山千の商人達との経済バトルは結構楽しそう。

『ドラゴノーツ』
 火星決戦編の中編であり、重要人物の死という重大エピソードだったのにも拘らず、特別必要とも思えない温泉シーンを挟んでくる辺りがドラゴノーツクオリティ。そこにしびれる憧れる!(強いて言えば男子と女子を分割するための舞台装置ではあったのだろうけど)

『ガンダム00』
 新ガンダムのお披露目と総集編。
 新ガンダム3体は、派手で、非常にカッコよかったんだけど、前回でガンダムマイスターたちの追い詰められ方が足りないような気がしていたので、彼らの危機を救ったというよりは出てくる為に出てきた感じがして、お話の流れとしてはちょっと微妙だったなぁ。
 それにちょっと強すぎで、あれじゃあものすごいお金と人命を使って戦力かき集めて、全力でガンダムを追い詰めた三国の人たちがかわいそうだよ。「ガンダム3機追加でも救い出すので精一杯」くらいのバランスで丁度いいんじゃないかと思うんだ。

『シゴフミ』
 テニス部の百合少女が母親のシゴフミを読む話。
 母親が男作って逃げて、逆に女に走るってのはどうなんだろう。ありえなくはないと思うけど、必然性は特にないね。
 今回と前回とで、だいたい話の趣旨というか、テーマみたいのは見えてきて、ちょっと見やすくはなりました。
 ただ、「死は生きる者にとって特別なものではない」というようなことを語っておきながら、しかし死者と生者とを明確に線引きして分けている辺りが片手落ちかな、と思います。確かに「人間はみんな死ぬ」けど、「生きる」という活動自体が「死」に向かうものだし、そういった意味で死と生は同じ活動なんだよね、と哲学を勉強していた僕などは思ってしまうのです。
 まあなに、やっぱりね、「死」というテーマを扱うからには、生きるということの苦しみとか、そういうことも同時に描いていかないと浮ついた印象がね、どうにもね、乗っていけないというかね。

『みなみけ~おかわり~』
 町内清掃に参加する話。
 ここんところエロい展開が続いていたので今回はちょっと期待はずれ。前説の「期待しないでください」という文句がなくなったのでちょっと期待してたんだよ!

『バンブーブレイド』
 IH予選。vs東城校。
 食い過ぎで腹痛の東、礼美に動揺する都と、締まらない試合も面白かったが、その後の中堅・副将戦も実にまっとうな剣道で良し。この辺のバランス感覚は流石だなぁ。
 主将戦のタマちゃんと小西のバトルの方は、「正義のタマちゃん」と「悪の小西」という明確な図式があったおかげで、素晴らしくカタルシスがあってよかった。


なんともやる気のない日々

2008-01-24 23:03:00 | 漫画
 最近はもう本当にいろんなものへの意欲が失せて深刻にやばいのではないかと。
 更新も滞り気味というか、別に更新したいようなネタも思い浮かばずデスね。

 というわけで久しぶりに最近読んだ漫画の話なんぞを。
 ていうか、実のところかなりの量読んではいるんだけど、ここで紹介したいほどグッとくるのはそれほどないんだよなぁ。
 
 ま、そんなわけで相変わらずグダグダな感じですけどよろしければどうぞ。
 一応ネタバレ注意ってことで。


『巨娘』① 木村紺
 『神戸在住』の作者の新作。
 書き文字とナレーション交じりの独特のテイストで登場人物の日常を描写していく、というのは『神戸在住』と変わらないが、こっちはハチャメチャなギャグタッチ。
 身長181cmの「巨娘」で姉御肌なジョーさんとその周囲の変人達が巻き起こすバイオレンスギャグ。ありえなさとリアルさの共存がいい感じ。
 何かとタブー視される「○チガイ」を「ラチガイ」って表現しているのが面白かったな。「既知外」と「埒外」だから、意味的には似てるんだよね。今度から使おうっと。

『クロスボーンガンダム 鋼鉄の七人』全3巻 長谷川裕一
 『クロスボーンガンダム』の続編。
 前作で倒した木星帝国の残党が木星から地球にビームを撃ちこもうとしているので腕の立つ奴を七人集めて何とかしましょう、という話。早い話、『七人の侍』ですね。
 『クロスボーン』の何がいいって、「ニュータイプ」とか「人の革新」とか「滅び行くものの誇り」がどうだとか、そういったテーマを「どうでもいい」ものとして盛大に切り捨て、「ありふれた人間の戦い」に持って行くのが好きなんだ。この『鋼鉄の七人』でも、最後はラスボスとトビアの「私闘」になるわけだし。
 あとこれ、『クロスボーン』と『V』のミッシングリンクにもなっているんだよね。何気にウッソの母親とかも出てくるし、V2ガンダムのプロトタイプと見られる機体も登場するし(かませ犬として)。

『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会』①~② D・キッサン
 轟高校(通称「どろ校」)図書委員会を舞台にしたギャグ4コマ。
 基本は本とか図書委員にまつわる「あるあるネタ」。僕も例によってかつて図書委員会だったので共鳴しちゃうぜ。ていうか基本的に図書委員になる人は変人なので(偏見)図書委員会は(多少努力を要するけど)かなり楽しいですよ。
 青山君は僕に似てる。自意識過剰気味でカラ回ってるとことか。

『聖☆お兄さん』① 中村光
ブッダ「おさい銭がほんとに私行きだったらこんなことで悲しんでないし…」
イエス「ティンキーベルのスカートの丈……設定に忠実っ!!」
 イエス・キリストとブッダが立川でルームシェアをして暮らしている、という設定のギャグマンガ。
 この二人について勉強したことがある人ほど面白いと思う。
 女子高生に「ジョニー・デップに似てると言われ」はしゃぐイエスと手塚治虫の『ブッダ』を読んで号泣するブッダ。二人のキャラがあまりにも等身大過ぎて、二人の経歴を併せて読むと尚更異常でおかしい。
 僕はこの人たちは基本的には心の弱いごく普通の人間で、それゆえ他人を救済する道を選んだのだろうと思っているのだが、この漫画での二人の描き方は「奇跡を起こせるだけの普通のお兄さん」なので、何か、ほんとにこんな感じだったんじゃないかなぁ、と思わせてくれる。

『ラブやん』⑨ 田丸浩史
 フサさん29歳(童貞)のどうでもいい日々。
 カズフサに彼女ができないのって、変態がどうとか以前に単に度胸がないからだよなぁ。真性の変態なのに犯罪には走れない(いや、ある意味走ってるけども)とは、難儀な星のもとに生まれたものよ。なあみんな?(心当たりのある人は各自何かと反省するように)
 カズフサ箴言
「等しく愛を、か…言われてみればゲームをしているうちにちんちんが付いた生き物でもかわいければOKになった自分が居たよ……!!」
 未来は僕らの手の中……!

ライトノベルの新機軸を考える

2008-01-19 23:43:08 | 実験
 「ライトノベル」の定義がわからないんです。
 僕は今の書店バイトを初めて一年半くらいになるんだけど、いまだにわからないのが悩みの種。困ったものだ。こんなことでは後輩達に「ライトノベルとはなんぞや」とかそういった指導ができないのだもの。まあ後輩達の方が俺よりよっぽどラノベ詳しいんだけどさ。
 だめだだめだ!こんなことじゃあ後輩達にナメられてしまう!

 よし!こんなときはWiki先生に聞いてみよう!先生どーなのそこんとこ!

 Wiki先生からの回答

 ……Wiki先生でもわからないのか……。
 ていうか識者の間でもはっきりとした解答は得られていないのか。じゃあ僕がわからないのも道理だね。
 道理だけど、これじゃあ面白くない。はっきりわかっていないということは、もしもはっきりわかったとしたら、この問題を解決させられたとしたら、そりゃあもう知識をひけらかせるわいな!後輩共にもっそい自慢できるわいな!先輩風を吹かせまくれるわいな!
 とすると、やはりこれはこの混乱をなんとか収める方向に話を進めるべきではないか。
 僕はこの混乱の原因が「ライトノベル」という区分自体に欠陥があるからではないか、と推測し(決め付け)むしろここから新たなジャンル分けを提唱しようと試みることにしたのでした。
ボクシングの階級制に従って!

・ヘビーノベル…ドストエフスキー、トーマス・マン、森鴎外等
・クルーザーノベル…ゲーテ、スタンダール等
・ライトヘビーノベル…トルストイ、シラー等
・スーパーミドルノベル…ゴーリキー、ヘッセ等
・ミドルノベル…セルバンデス、シェイクスピア、夏目漱石等
・スーパーウェルターノベル…芥川龍之介、コナン・ドイル等
・ウェルターノベル…遠藤周作、北杜夫、アガサ・クリスティ等
・スーパーライトノベル…山本周五郎、吉川英治、藤沢周平等
ライトノベル…司馬遼太郎、佐藤賢一等
・スーパーフェザーノベル…奥田英郎、荻原浩、東野圭吾等
・フェザーノベル…京極夏彦、田中芳樹、夢枕獏等
・スーパーバンタムノベル…赤川次郎、宮部みゆき等
・バンタムノベル…西尾維新、小野不由美等
・スーパーフライノベル…上遠野浩平、時雨沢恵一、支倉凍砂等
・フライノベル…清涼院流水、谷川流、高橋弥七郎等
・ライトフライノベル…あかほりさとる等
・ミニマムノベル…おかゆまさき等

 うん!素晴らしいまでの適当ぶり!
 下のほうに行けばいくほどやっつけになっているのが手に取るようにわかりますな!ちなみに選考基準は気が遠くなるほどアバウトです。なんとなく。読みにくそうな順。
 まあ俺ライトノベル読まないしさー。ていうかここに挙げられてる作家の大半は読んだことないし。一番最近読んだのは奥田英郎の「空中ブランコ」(文庫になったやつ)と海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」(文庫になったやつ)だしな!
 まあでも「とりあえず決めちゃう」って方法はアリだと思うんです。
 とりあえずでもなんでも、一度基準を定めちゃって、それを目安に不満があれば改定していけばいいんです。
 というわけでこんな表なんて気にしないで、各自「自分階級表」を作ってみればいいんじゃないですかね。
 もちろん作家によっては複数階級制覇も可能だ!特に意味ないけど。
 
 あーあと最初の意図とは違うけど、このやり方ならではの利点も発見しました。

各階級に差別意識が発生しない
 例えばボクシングの世界においてフライ級の選手とヘビー級の選手、どちらが強いかなんて問題になりませんよね。これは両者の立つ土俵がそもそも違うからであり、実際戦わない以上どちらが強いか弱いか、という議論自体が成り立たないからです。
 ライトノベルはその読書感の軽さから、例えば古典読者などには「所詮ラノベだろ?」と根拠もなくバカにされ続けています。また、ラノベ読者もラノベ読者で、古典作品を「かび臭くて重い」等と蔑んできました。
 しかし上記の階級性を用いることによって、どの階級が好きであろうと、他の階級の作家をバカにする意識はなくなることでしょう。

 ま、二つ目以降は特に思い浮かばないわけなんですが。
 そんなわけでかなり無理くりに僕なりのライトノベル観を構築してみましたが、改めてすごくどうでもいい、と思いました。
 なんでしょうね、すごく頑張ってライトノベルに対する興味を搾り出してみたけど、ちょっともう限界でした。
 階級表の順列に関して異論はもちろん受け付けますし、場合によっては戦う覚悟ですが、その頃まで僕の興味が萎まずにいる保障はないですよ。正直もう萎み始めてるくらいだ

 ていうかぶっちゃけ「ライトノベルがあるんだからスーパーフェザーノベルとかもあっていいんじゃね?」ネタがやりたかっただけなんです。
 ホント何か、各作家さんとファンの方、申し訳ありませんでした!

要するに、風邪です

2008-01-18 22:07:18 | アニメ
 最近ちょっと更新が無かったのは、なんやかんやあったあげくに風邪を引いていたからです。
 最初は嘔吐でした。それだけなら食中りかなとも思うんだけど、後に発熱したのでこりゃ間違いないなと、風邪だなと。

 でもスゲェ吐いたよ。腹の底まで吐いた。あんなに吐いたのは本当に久しぶりだったので逆に気持ちいいくらい。
 でも胃液が変な味したんだよなぁ。直前に食ってたザーサイの味がずっとしてた。どうでもいいけど。

 今は熱も下がりだいたい良くなりました。



・アニメ感想(1月10~16日)

『墓場鬼太郎』(新)
 これはいい水木しげるアニメ。
 全体的に漫画っぽい、暗い雰囲気が面白い。点描等の漫画表現を駆使し、漫画がそのまま動いている感じが「鬼太郎」の雰囲気にバッチリあっていた。
 ホラー作品としては古典的なお話だけど、お話の奇妙さというより、「ゲゲゲの鬼太郎」とはまた違う「鬼太郎」という作品の奇妙さに惹かれた。

『のらみみ』(新)
 ドラえもんやオバQなんかの「居候キャラクター」が街に溢れる世界観で、キャラクター達の悲喜交々を描くファンタジーギャグ。
 なんとも形容しがたい面白さがあるなぁ。基本的に空気は「ドラえもん」とかのそれなんだけど、所々変にリアルだったりブラックな設定があって油断ならない。

『ガンダム00』
 2クール目突入でOP・EDが変更。
 OPはほとんど画の止まらない畳み掛けるような映像がとにかく格好良かった。
 EDは、ちょっと狙いすぎじゃね。
 本編の方は、三国合同の軍事演習編の導入部、あと刹那くんが夜這いをする話。
 各勢力の重要人物が一箇所に集まり、緊張感もじわじわと上がっていくのが上手い。
  
『シゴフミ』
 ロケット少年と親殺しの少女・後編。
 うーん、やっぱり乗っていけないなぁ。どうも「殺す・殺される」という関係を軽く描きすぎているような気がする。
 「妹の為」という動機はあるものの、それにしたって罪の意識が希薄すぎる綾瀬もそうだし、刑事はそう簡単に撃っちゃダメでしょうよ(相手はショボイナイフ持った女子高生だぜ)。
 と、やっぱりそういうところを無視して感動的な話でシメようとしたってそりゃあ無理な話なわけですよ、僕にとってはですけど。

『みなみけ~おかわり~』
 春香番長伝説・再び。
 ギャグ自体はいつもと比べてさほどキレはなかったが、次女と三女の潜水艦ゲームをはさんだやりとりは味があってよかった。

『バンブーブレイド』
 町戸校との合同合宿。
 プール掃除→シャツ透け、といい感じに話を運んでおきながら、肝心の見せ場である銭湯は盛大にスルーするそのクソ度胸に惚れる。丁寧な練習風景を描いておいて町戸校のリベンジ戦はスルーするってのもそうか。
 あと「ブレイドブレイバー」が格好良すぎるぜ。

『アリア』
 灯里が単独で指名を受ける話。
 ゴンドラで観光地を巡るのがメインの話で、画の完成度が非常に高かった。
 それにしても「一生懸命な姿が見たい」とかって理由でシングルを指名するって、軽い虐めだよね、と思ったり思わなかったり。

『狼と香辛料』
 あまり大きく話が動く回でもなかったからか、今回はそんなにだったなぁ。
 まあでも毎回ホロが脱いでくれるのでそれでチャラってことですかね。