若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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声の包容力

2014年11月18日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~~~~~ん

こんにちはぁ~~~~~~~~

いいお天気が続いております


先日のトニー・ベネットのデュエットCDの話から、

そこに出演しているカントリー歌手の話などから

フェイスブックの方でカントリーについてお話しておりまして。


最近ではカントリーミュージックも

ノラ・ジョーンズやテイラー・スウィフトの出現で

また洗練された雰囲気で再び人気が高まっておりますが。

今日はそんなに新しいものではなくて(笑)

でも、とっても魅力的な声の包容力のある人をご紹介します。


アン・マレーというカナダ出身のカントリーの女性歌手です。

2014年12月現在69歳で御健在です。


2011年の5月に閉店した渋谷の洋楽カラオケの聖地『Again』で

本家マスターに「この曲りえちゃんに歌ってほしいなぁ~」とすすめられて

初めてアゲインで歌わせてもらったカントリーが彼女の代表的な歌

『You needed me~辛い別れ~』でした。


初めてこの歌を通して聴いた声の印象は、

カレン・カーペンターのような

奥行きのある、ぬくもりのある声だなぁ、というものでした。

歌の表現も演歌と同様、人生を歌える歌手、という雰囲気でした。


10代のころはオーディションでいいところまでいくものの仕事にならず、

大学卒業後に体育の先生もされていたそうで、

その後そのオーディションで知り合った関係者に(のちの旦那様)

レコードを出さないか?と言われ、

「スノーバード」などヒット曲でメジャーになります。


その後は結婚、育児を経て、また歌手として復帰したアルバム「愛の香り」

の中に入っていた曲のひとつがその『You needed me~つらい別れ~』という曲で、

これが4か月ほどかけて、だんだんだんだん順位があがり

とうとうこの歌が全米で第1位になるのです。


それにしても今カレンが生きていたとしたら64歳ですから、

アン・マレーが5つ年上なのですね。


その私が初めてカントリーに触れた

アン・マレーの有名な歌『You needed me~つらい別れ~』ですが、

オクターブの高低差をゆったりきかせる歌で、

うまい歌手でないと単調にきこえてしまう歌なので、

力量が試される歌です。


『辛い別れ』という日本語タイトルですが。

それまでずっとどんなときも支えてくれた人の存在の大きさを

『別れ』という段階になって知る、というような内容です。


それまで相手が自分にしてくれたこと。

たくさんの愛をもってしてくれたこと。

それに対しての自分を振り返り、

どれだけかけがえのない存在だったかを別れの段階で思い知るのです。

切ないー。


改めて、人間、日々に感謝なのでしょうか。

身近な存在というのは、普段はいて当たり前だから、

喧嘩しても、わがまま言っても、意固地になってしまっても、

ごめんなさい、ありがとう、みたいな基本的な大切な言葉を

先延ばしにしたり、相手が言うのを待ったり、

いつか時間が解決してくれるだろうと思っても、

やはり決定的なことになってしまうのは避けたいものですね。

本当に大切な相手なら。

それではまずはその彼女の声をお聴きください。

アン・マレー『You needed me ~辛い別れ~』



彼女について調べていたら、

この歌でカレンと競作していたことがわかりました。

オリジナルはカレンですが、その1年後に

アン・マレーもこの歌を吹き込み、リリースしました。

どちらも味わい深いです


『I Just Fall in Love Again 思い出にさようなら』アン・マレー1978年(リリース1979年)



『I Just Fall in Love Again 思い出にさようなら』カレン・カーペンター1977年



さぁ!!!

夕方まであとちょっと!!

今日も残りの時間、がんばりましょう!!


また明日~~~~~!!


ごきげんよ~~~~~~~~う
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