明日天気になーれ

情報発信ネットワーク「ワイワイネット」代表で教育ジャーナリストの中曽根陽子が"ちょっと気になる話"などをつづります。

日能研オープンに参加して

2006-03-10 | 中学受験
こんばんは 中曽根陽子です。

今週は、三寒四温の言葉通り、天気がくるくる変わるので体もついていくのが大変ですね。
でも、こうして何かの変わり目と言うのは、いつも突然やってくるのではなく、いろいろな事象が起こってだんだんと変化していくのでしょう。

天気だけでなく物事の変化も、その兆しをどこで感じて、捉えていくのか・・・。感性のアンテナを錆びさせないで行きたいものです。

さて、今どこの塾でも今年の入試状況を振り返りつつ来年の入試を踏まえた報告会を開いています。
取材をかねて今週は日能研のオープンに参加してきました。
新宿の会場は1500人入るホールが満席で、ご夫婦でも参加も目立っていました。
中学受験に対する関心の高さを改めて肌で感じました。

最初と最後に恒例のビデオが流されたのですが、いつ見てもこのビデオには泣かされる。思わず、自分の子どもの時のことを思い出して目頭を熱くしてしまいました。

子どもたちの塾での様子。公開模試の様子。受験壮行会。受験当日。発表風景。
そこには、実際に体験した人にしかわからないドラマが詰まっているのです。

受験の是非はともかく、こうして一生懸命受験に取り組んでいる子どもたちの瞳を見ていると、この子達の未来に幸あれと祈らずにはいられません。

合格した子どもたちのコメントは、小学6年生とは思えないほど、しっかりと受験に取り組んだ日々を自分のものにして、将来の夢に向かって行こうとする意欲にあふれていて感心しました。

でも、合格して泣く親子の影には、決して映像に映らない悔し涙があることも忘れてはいけません。

実は、厳しい現実に直面した時に子どもとどう向き合うのか。
親としての真価を問われる時なのでしょう。

図らずも、壇上の先生のコメントに、親の心構えとして「なにがなんでもこの学校と思い込まない!」という言葉がありました。

今後ますます多様化する中学受験。親としては学校を幅広く捉える目と子どもを客観視するゆとりを持つことが肝要なようです。




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