今月の通院１１回

　３日の夜背中の圧迫感で目覚め、自分の体に超敏感な私はその日から始まった
ホームドクターを受診し、その結果東邦大学医療センターで精密検査を受けた。
　ホームドクターの紹介状は、私がかなり重篤な状態と書いてあったのか、循環器
の準教授の先生は、私が即入院と思ったようで、あまり元気なので驚いていた。
　精密検査のため、大学病院へ４回通院したが、さらに夫の精神科と皮膚科の付き
添い２回。老犬のペットの通院二回、数えたら１１回通院したことになった。
　結果は私の心臓はすべて正常で、準教授の循環器の先生からは、「何をやっても
大丈夫」と、お墨付きを頂いた。

　しかし、自分が健康だからまったく気づかないけど、世の中には一見元気そうで
も病気の人も、動物も沢山いるのだと、私は改めて気づいた。
　今日動物病院で聞いて、犬の１６歳は人間の多分９０歳位と同じだと知ったが
我がペットは、私達より高齢なのだと思ったらより愛しくなった。
　命はいつかは必ず失われるもので、それだけは絶対に避けることはできない。
家族の一員でもあるペットを、慈しみながら最後を迎えさせて上げたい。
　でも、必ず私が最後とは限らない。今現在は頭と顔以外悪くない私が（娘は性格
も悪いし、ほかにももっといろいろあると言うが）最近体力がなくなった夫も
ペットも、送って上げるのが幸せかも知れないと思った。
　人一倍淋しがりの私は、ホンネでは自分が一番先に逝きたいけれど、そんなことは
できない。今朝もまたレッスンをしながら「私のようになりたい」と言ってくれる人
も沢山いるのも励みになるし、エネルギッシュな私はヤッパリ楽しくガンバらなく
てはと、自分にカツを入れた。