言いたい事はそれだけか?

2021-05-29 09:17:29 | 悪役
「…………言いたい事はそれだけか? 大義名分は我にありとばかりのご大層な演説はもう終いか? では、その大言壮語に見合った力というものを是非とも見せて貰おうか。 ヒーロー?」 . . . 本文を読む

まあ、いいでしょう。

2021-05-29 09:12:38 | 悪役
「おやおや、これは困りましたねぇ。 せっかくの舞台がこれでは台無しだ。 絶望に歪む人々の姿を愉しみにしていたんですがねぇ…。 まあ、いいでしょう。 貴方がたがどれだけ邪魔をしようとも、結果は変わらない。 ほんの少し、素敵なShowが先送りになるだけのこと。 そう、ただその程度のことなんですよ」 . . . 本文を読む

これは愉快極まりないな。

2020-08-05 13:58:51 | 悪役
「覚えていろとは、これまたけったいな事をぬかすものだ。 もしや、帰れるとでも思っているのか? これは愉快極まりないな。 迷妄もそこまでいくといっそ清々しい。 が、所詮は妄信。 貴様の軽挙な妄想が如何に薄っぺらいものであったのか、その身をもって知るといい」 . . . 本文を読む

あっちに死体が転がってるぜ。

2020-07-20 20:19:57 | 悪役
お題箱より。 ―――――― 「一縷の望みでも賭けてやって来たんだろうが、残念だったな。 おっと、そう血相を変えてくれるなよ。 あんたもすぐ送ってやるからさ。 もう少し早く到着してたなら、生きてるお仲間もいただろうが…。 まあ、結果は御覧の通りだ。 ああ、あんたのオトモダチならあっちに死体が転がってるぜ。 命と引き換えに与えられるのは、はした金と揃いの死に装束。 まったく、軍ってやつは血 . . . 本文を読む

みーつけた。

2020-07-20 20:14:15 | 悪役
お題箱より。 ―――――― 「下手な鬼ごっこはもうやめにしない? そんなに逃げ回ってもキミが疲れるだけだって、もう分かってるでしょ? どうしてかなぁ…、分かっちゃうんだよね。 恐怖の匂い…って。 キミがそうして怯えてる限り、どこに逃げてもボクはキミを見つけ出せる。 ほらね? みーつけた」 . . . 本文を読む

そう怒ってくれんなよ。

2020-06-23 02:38:16 | 悪役
「さっきから随分と喧しいじゃねえか。 人でなし? 結構。 ろくでなし? 結構。 そんなもんは先刻承知よ。 俺は根っから馬鹿だって自覚くらいはあるんだぜ? わざわざお前に言われなくっても、な。 だからよ、なんだ…、そう怒ってくれんなよ。 お前のそういう顔だけは、どうも苦手なんだからよ…」 . . . 本文を読む

僕たちは、相応の対価を手に入れる。

2020-06-17 11:55:02 | 悪役
「僕たちは、イタリアの利権に興味がなかった。なのにこうして強欲な彼らは手を伸ばす。まったくもって理解が出来ないね。 古くからの取り決めを無視した後に何が起こるのかを、彼らはこれから知る事になる。 掟を破ったその先になにがあろうとも、それは彼ら自身の選んだ道であって僕が望んだ事じゃない。 だけど、降りかかる火の粉を払うだけで満足すると思われたくはないね。 僕たちは、相応の対価を手に入れる。 僕た . . . 本文を読む

感謝のひとつもして欲しいものだね。

2020-06-16 14:48:13 | 悪役
「そうだなぁ、キミにはこれで充分だろう? 鉛玉ひとつで僕の怒りが収まる訳じゃないけれど、これ以上不愉快な思いをしなくて済むのなら安いものだよね。 まあ、キミ程度を相手に僕が手を下してあげるんだから、過ぎた死に花に感謝のひとつもして欲しいものだね」 . . . 本文を読む

さあ、考えるんだ。

2017-03-22 01:15:31 | 悪役
「自分だけは大丈夫だなんて、考えが甘っちょろいんだよなぁ。 現にホラ、アンタの目の前には何が見える? 玩具じゃないって事は、その目をよーっくかっぴらいて見てみれば分かるだろう? ははっ、安心しろよ。 何もすぐに殺したりはしない。 アンタが俺の望む答えを言えたのなら、その時は黙って消えるさ。 人生ってのは、分岐でできてる。そうだろう? 今、アンタはその分起点に立ってるって事だ。 案外非日常 . . . 本文を読む

選択は君次第だ。

2017-03-20 01:15:22 | 大人系悪役
「愚民共に選ぶ道など与える必要はないだろう? 奴等はただ飯を食って糞を垂れ流すしか能のない連中だからな。 それなのに、お前は救いたいと言う。 私には理解出来ないね。 これでも私は、お前の事を買っているのだよ。 だから、選ばせてやろう。 お前の大切なものを二つ、秤にかけるがいい。 選択は君次第だ」 . . . 本文を読む