年末でかかりつけの内科が29日までなので、血圧のくすりをもらいにいった。
そこの医院は行きはじめてもう40年以上になる。
高校生のころ、おなかがいたくてはじめていったとき、過敏性大腸症候群だといわれていたのを記憶している。
そのころは患者さんもたくさんいて、待つのがおっくうだっだ。
いまでは先生もかなり年をとっているので、患者さんをみるのも大変かもしれない。
夕方いったとき、ほかの患者さんはいなかった。
こちらとしては待ち時間がすくなくてラッキーだった。
あとで領収書をみると、午前中の患者さんの数は10人もいないぐらい。
そのぶん、健康面で相談にのってくれる時間が多くなったので、
患者の一人としては大いに助かってる。
でも、先生もそろそろ引退されるかもしれないから、
そうなったときは別の医院をさがさないといけないが、どうも気が進まない。
血圧をはかってもらって、上が140、下が90.
だいたいいつもおなじぐらい。
血圧のくすりはいまでは毎日のみわすれないようにしている。
といっても、
「きょうはのんだかな」とわからなくなることもある。
以前、調子がよくて3か月ぐらいくすりをのまなくて大変な目にあったことがある。
そのときは年末も年末で、インフルエンザにかかったような感じで、
平熱が35.7度ぐらいなのに37度をこえてフラフラ。
かかりつけの内科は休みなので休日指定医院にいったが、
くすりをもらっても熱があがりつづけ、37.5度から38.5度に。
そのころは意識もなくなって、いもうとのところに電話するのがやっと。
夜中のパートの仕事をしながら親の介護を在宅でしていたので、みんなに迷惑をかけた。
三日間意識不明のまま、結婚した妹の自宅でねていたようだ。
母はほかの土地で暮らす姉の嫁ぎ先で預かり、母はそのまま施設に入ることに。
あとで脳のスキャンをしたら、軽い脳梗塞をおこしているといわれた。
それからは血圧のくすりをできるだけ忘れずにのんでいる。
ことし亡くなった母には、それからいろいろあって、最後はかわいそうなことをした。
いまでも後悔している。
毎朝ごはんとお茶をあげるたびに、
「ごめんね、ごめんね」という。
だから、時間があまったりして、考えることがあると、
「かわいそなー(かわいそうなことをした)、かわいそなー」と、ひとりになった部屋でつぶやいてる。