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blogに関する統計

2005-05-18 20:15:29 | 存在視点
ブームという訳ではないが、最近blogに関する統計資料が多くなってきたように思える。先日は、「Blog界の出来事」のエントリ中で取り上げられていたのだが、総務省が「ブログ・SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の現状分析及び将来予測」という報道資料をウェブ上に掲載していた。この記事はユビキタスネット社会の実現を見据えて創意あるICTの利活用やサービス・ビジネスの最新動向を踏まえつつ、その普及展開に向けた制度的・技術的課題について幅広い意見交換等を行うという目的の「情報フロンティア研究会」の中での資料ということだが、blog/SNSとユビキタスネット社会の関係性はともかくとして、このような資料が公的機関によって発表されるということにもblogの社会的な認知度の上昇が感じられた。
さて、このようなblogに関する統計を見ていると大体統計の見せ方として2つの方向性があるように思える。ひとつはblogの認知度が高まり一般化することで、利用者数・市場規模が拡大していき、隆盛してゆくというポジティブな見方である。もうひとつは、逆に利用者数が増えても、有意義な情報を継続的にエントリ化してゆくことができる人は少なく、結局それほどの発展はしていないというネガティブ(?)な見方である。ちなみに今回最初にあげた総務省の視点はどちらかというと前者にあるように思える。
例をあげると前者のような見方ができる統計としては、国内ブログこの一年 #1@MasahikoSatoh.comなどがあげられる。もちろんこの統計の説明では、「ブログを作っても続かないと言うユーザの急増」を指摘しており、全体的には中立的なスタンスであるが、グラフ自体は緩やかな上昇傾向を示していて全体的な印象はポジティブだと捉えられる。
後者のような見方ができる統計として、多少昔のエントリだがブロガーの平均寿命@dh's memorandaをあげてみよう。このエントリでは平均寿命・三日坊主率などの皮肉のようなデータ名を用いて、しかし効果的に先ほどあげた「ブログを作っても続かない」と言うユーザを示しているように思える。先ほどと同様「一旦はじめられたら、比較的継続していることが、上記の数字からも伺えます」といったポジティブな見方も提示して全体的には中立的なスタンスを保っている。
結局のところこのような統計資料というのは見方によって印象もそれぞれではあるのだが、blogに対して言及するblogは多く、その際にこのような統計はしばしば引用されている。引用した段階でそれがどのような捉え方をされているかという事と、引用元での捉え方、そして実際にどのような捉え方が可能かという事をblogを読む際には注意するべきかもしれない。
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