吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

エコ替えですと!

2008年07月02日 | 
♪まだ使えるけれども買い替え。

量産製造業が今までずっと言いたくてもさすがに言えなかったセリフが「エコ」を後ろ盾にすると言えてしまうのですかね。

正直、あきれていちいちつっこむ気もしません。
うちのように20歳の大喰らいの車の燃費にお悩みの方は、替えても良いんじゃないんでしょうか。
新車である必要があるのかどうかは別にしてね。

ちなみにうちのジープは良い動力源が見つかるまで休眠の予定です。
4DR5ターボが安く出たら考えようかな。
波動エンジン、相転位エンジン、イレーザーエンジンは良いかな、核融合エンジンはちょっとね(出ねえよ)。

広告を作るのは代理店ではありますが、それにしても大胆なCMを打ったものです。
やっぱり景気が悪いんでしょう。

「…結局のところ、企業というものは、大きさの違いがあるだけで、皆、自転車操業である…」
広南書房刊「僕らはみんな貧乏人」より

このなりふり構わぬ広告は、ひとつのビジネスモデルの寿命の終焉を示唆するものではなかろうかと。
自動車という商品そのものが最早、大きな需要を持たないマーケットになってしまったということではないかと。
市場、商品というものにも寿命があります。需要が全く無くなることはないにしても、成長期のような大きい需要はもう望めないという状態です。

エコロジーというものを突き詰めて考えると、結局、今までのような企業社会、市場経済とは相容れないと思います。
じゃあ、どうすれば良いのか?
そっちの方向は違う!
と、多くの人が言うのですが、誰も良い出口を指し示してはくれません。
僕もわかりません。
だから、あまり大上段には言いませんけどね。

「トヨタ!それは違うぞ!」

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感! (ぼーさん)
2008-07-03 12:28:07
同感!
今まで乗っていた車をどうするっていうんでしょうね?

私の車(tosiさん紹介、11万キロ超の中古)は、今週12万キロを超えました♪
シールを貼って、愛着湧いてます。
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循環型社会? (ひろなん@風琴屋)
2008-07-03 21:46:50
ぼーさん、ようこそ!

みんながどんどん新しい低燃費の車に乗り換えると、中古車もどんどん新しくなって結果、世の中エコな車ばかりになるんですと!

エコロジーの分野では循環型社会なんていいますが、これはそれを逆手に取った悪用例ですね。
リサイクルを免罪符にユーザーに使い捨てを推奨しているわけです。

経済というのは深く絡み合っていて、トヨタがどうなろうと関係ないと思っていたら、意外と自分の仕事に影響が出たなんてことがあり得ます。

だから大声じゃ言いませんけどね。

「トヨタ!それは違うぞ!」
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