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利根大堰

2009-10-25 19:09:35 | 科学・学習
利根大堰には魚が遡上できるように、3つの魚道が設けられていて、その埼玉県側の1号魚道には魚道を覗けるような窓が設置されている観察室があり、大きなサケなどの遡上を見ることができる(利根大堰で魚道観察:毎日がレビュー) という話を耳(目ですね)にしました。


面白そうなので、早速行ってみる事にしました。新型インフルエンザのため人出が多い場所は避けるように小学校からお達しを受けている子供たちにはちょうどいいイベントです。

ところで、鮭(サケ)や鮎(アユ)の遡上観察が目的なので、サケやアユが遡上する時期を狙います。
アユ・サケの遡上データ が時期選びの参考になります。

アユは、春に遡上します。
秋に川を下り、9月下旬~12月上旬頃に中流から下流で卵を産みます。産卵後から15日~30日前後でふ化し、ふ化した稚魚は遊泳力がついてから川を流下し海へ向かい、冬の間稚魚は海で過ごし、春になると川を遡上するそうです。

サケは秋から冬にかけて、遡上します。
河口から遡上してきたサケは上流で産卵(利根川の鮭: Take it easy!)し、ふ化したサケの稚魚は、海へ下ります。海へ下ったサケたちは、日本からはるか遠くのベーリング海からアラスカ湾までの広い海を大回遊しながら、どんどん成長していきます。大人のサケになるまで約1万キロメートルもの距離を回遊するそうです。

サケを見るには、ちょうどいい頃です。利根導水総合事業所の魚道ライブカメラ にもサケが映っているかも知れません。


さて、利根大堰は利根川中流部(利根川河口から154km地点)に位置し、埼玉県行田市の武蔵大橋の脇にあります。利根導水総合事業所の電話番号は048-557-1501、マップコードは34057 844 *55で、最寄り駅はJR高崎線吹上駅です。

今回は車で行きました。
利根導水総合管理所は土日祝日は閉庁、今回は行った昨日が土曜日のため、利根導水総合管理所構内には入れません。

緑のヘルシーロードの起点の脇にある見沼元圦公園の駐車場に車を停めます。


(見沼元圦公園の駐車場から利根導水総合事業所を見る)


ここは 自転車でいつか来た場所、利根導水総合事業所から一般道路を挟んで南西にあり、歩道橋や横断歩道でアクセスします。





公園に車を停めて、横断歩道を渡り、川がある北へ直進し、利根導水総合管理所を回り込むと、自動音声案内板があります。自動音声案内板にあるスイッチを押すと、案内が始まります。自動音声案内は9時から17時(土日祝日も利用可)。





次は、赤い歩道をたどって利根大堰にある魚道へ。





利根大堰は、利根川中流部(利根川河口から154km地点)に位置し、昭和44年から運用が開始された全長約500m、12の水門からなる可動堰です。





魚道。





利根大堰には魚が遡上できるように、3つの魚道が設けられていますが、その埼玉県側の1号魚道には観察室があります。地下にあるその「大堰自然の観察室」は8時30分から16時30分まで。今回、サケの遡上を見ることができました。





利根大堰の南側。
取水口から取水された水は、沈砂池を経て大分水工ゲートにより邑楽用水路、見沼代用水路、埼玉用水路、武蔵水路、行田水路(行田浄水場)に分水されています。(利根導水路用水系統模式図)





利根大堰で取水された水は、灌漑農業用水のほか、利根川の水を荒川に送るための武蔵水路、荒川から水をとるための秋ヶ瀬取水堰、東京都へ水を送るための朝霞水路により、現在では東京都の約4割、埼玉県の約8割の水道用水をまかない、また、武蔵水路が荒川に運んだ利根川の水の一部が、新河岸川を経て隅田川に注ぎ込まれ、隅田川の水質浄化を行なっているそうです。(利根導水路事業マップ)



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