uubの小屋

I also miss your small but peaceful room.
ただ今、冒険中。

さらにさらにここが重要

2009年10月06日 00時46分56秒 | Letters
3才のときからピアノを習っています。クラシックピアノ。今はお休み中だし、中断していた時期もあるし、小さいときからそんなに真面目な生徒じゃなかったから、単純に28才-3才=25年間という計算にはならないんだけど、まあ、長いつき合いであることは確かです。




ながーく付き合ってきた中で、途中、浮気をしたことがあります。クラシックじゃなくて、ジャズにね、大いなる関心を抱いた時期があったのです。
そもそも浮気といったってさ、もともとがずーーーっとわたしの片思いなわけで、こっちが必死で、クラシックさん、好き好き大好きです言っているのに、向こうはずっとそっぽ向いてるわけですよ。そりゃ、いくらほとんどなんでも向こう見ずに突っ走るわたしにだって、限度ってものがあります。弾いても弾いてもちっとも思い通りの音になってくれない。メロディになってくれない。あー、もうっ。という具合が20年以上も続いているわけです。たまにはさ、振り向いてくれそうな相手が気にかかったとしても、罪ではないと思うんです。思うよね?
そういうわけで、クラシックではなくて、ジャズね。





ひとたび気になったら、いちもくさんです。ジャズジャズジャズ。ズジャズジャズジャ。ひとりわけのわからないリズムを唱えていたら、「ライブ行く?」とはまたなんて気の利いたお誘い。こんなに気の利いたことを言ってくれる人はひとりしかいません。





サックス奏者の子ゾウさん。




気が利く上に、サックスを演奏するんです。あの色っぽい音ね。その上にテニスをやってて、おしゃれなんです。いつもサックスとテニスラケットの両方を持ち歩いているんです。両方は持っていないのかもしれないけど、そういうイメージです。サックスを吹くスポーツマンなんです。森の音楽学園、女性陣の憧れの的なんです。
だ、そうなんです。
ズジャズジャしてるわたしには、その辺のことはよくわかりません。でもとりあえずライブには行きたいのです。


行くー。


というわけで、連れて行ってもらったのです。わたしの初ジャズライブ。





会場も、観客も、演奏も、ぜーんぶ初めての経験で、新しくて、興味深くて、でも体にはすんなり馴染まなくて、そしておもしろかった。
その後わたしのジャズ熱は自然消滅していったのですが(また再燃する可能性もあるとは思うけれど)、ライブに行けたことは、本当によかった。子ゾウさんに連れていってもらってなかったら、行くまえに自然消滅していて、もう二度と行く機会を逃していたかもしれないし、一度ライブを見たら、CDで聴くジャズが聴きやすくなったんだよね。




でね。さらにここが重要なんだけど。




クラシックを聴いているときよりも、ジャズを聴いたときのほうが強く感じたことがあるの。
音楽は、聴くよりも、弾くほうが、やっぱり絶対楽しいって。
まあ、音楽に限ったことではないけれど。





でね。さらにさらにここが重要なんだけど。






発表会にちっとも出ない子ゾウさん。
いつか子ゾウさんのサックスの横で、ピアノ弾かせてくださいまし。

















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