uubの小屋

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ただ今、冒険中。

お祝いしましょう

2009年09月27日 22時53分13秒 | Letters
わたしは長い間ずっと、アルバイトをしていました。学生のときに就職活動はしなかった。しようと思ったけれど、できなかったし、しないと決意もした。
きっかけは、どっかの会社のエントリーシートの質問で「あなたの好きなところを教えてください」に答えられなかったこと。今もそうだけど、ないんだよね、好きなとこなんてさ。



あのとき、それらしい答えを考えて書けばよかったのかもしれないけど、書けなかったんだよね。嘘を書きたくないという強い信念があったわけじゃなくて、ただ、弱かったんだなと思う。自分でここが好きです、と言ってしまったら、好きにならなくちゃいけないような気がして。でも、きっとどこも好きにはなれないと思った。好きになれないことに、わたしは潰されてしまうような気がした。履歴書を書くのは、今でもすごく苦手。質問に「長所」を書く欄がないのをいつも探してしまう。



だからわたしの就職は、わたしにとってはとってもありがたい話だった。アルバイトしていた会社で正社員にさせてもらえたから、履歴書、いらなかった。自分をアピールしなくてもよかった。人生でいちばん苦手だと思っていた跳び箱と鉄棒よりも、さらに苦手だったよ、自己アピール。



わたしは、わたしの就職をいちばん喜んでくれたのは、ティナさんだと思う。



フェレットのティナさん。
ちっちゃくて、パワフルで、いつも前を向いているティナさん。




就職の報告をしたときに、ティナさんがくれたメールの一文を、わたしはきっとずっと忘れることはないと思う。




「あゆちゃんにはあゆちゃんの力が自分らしく目一杯発揮できる環境が必ずあると思い続けてきました。お祝いしましょう。」




わたしが自分で、一度も信じることができなかったことを、ティナさんがずっと信じてくれていた。これは友人としての社交辞令じゃない。ティナさんは会うたびに、そう言い続けてくれていた。だからわたしは、思い続けてきたというティナさんの言葉を、そのまま素直に信じることができた。そして、思い続けてもらったことに、ひたすら感謝した。わたしは、わたしが就職できたのはティナさんのおかげだと思った。本当にそう思ったの。






就職した今のわたしは、自分の力を目一杯発揮できているか心もとないけれど、でも、わたしも自分の力が目一杯発揮できる場所があると信じて、これらからもここでがんばろうと思う。






もうちょっと仕事ができるようになってかっこよくなれたら、ティナさんに会いに行きたいな。








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