uubの小屋

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ただ今、冒険中。

素直な心は絵を美しく描く

2010年02月11日 23時10分45秒 | Letters
これまでアルバイトも含めて、いろんな仕事をしてきました。いろんな仕事をしたということは、つまりは、いろんな人たちと一緒に働いたということでもあります。
それぞれの人たちとの間には、それぞれの記憶があって、それぞれの意味があります。


イモモチちゃん(いももちのそぼろ煮)は絵を描く女の子です。わたしはイモモチちゃんの絵を写真でしか見たことがないのですが、イモモチちゃんの描く絵を自分が好きになるであろうことは予想できます。

イモモチちゃんのことをわたしはとても好きだけれど、イモモチちゃんのことを好きだから、絵も好きになるだろうと思っているわけではありません。たとえばイモモチちゃんのことが苦手だったとしても、イモモチちゃんの描いた絵は好きになるのではないかという気がします。

わたしは絵のことなんて何も知らないけれど、かつてわたしが見たことのある絵の中で素敵だと思った作品には、常に素直な心が宿っていたように思います。作品の中に素直な心を見て、素敵だと思ったような気がします。その筆頭がピカソとマティスですが。

「素直な心」というと「子供のような無垢な心」を連想されるかもしれないけれど、わたしがここで言う「素直な心」は決して「子供のような心」を指してはいません。そもそもわたしは子供を素直だとは思わないし、無垢だともあまり思いません。ただ無知なだけではないかと思います。別に責めてないですよ。子供だから当然です。ただ、素直さと無知を取り違えるのはどうかと思うだけで。

わたしが言う「素直な心」というのは、知を得て、経験を積み、そこからしか生まれることのない「柔らかな力強さ」のことです。
知を得て、経験を積み、柔らかな力強さを手にしていく友人は、わたしの周りにたくさんいます。そういう友人にわたしは心からの敬意を払わずにはいられません。
ただ、その柔らかな力強さを絵に描くことのできる人は、そんなに多くないのではないかと思います。でもイモモチちゃんの絵には、きっとあるんだよね。素直な心が。そう、思います。



イモモチちゃん。元気にしていますか?
いつかどうか、イモモチちゃんの絵を見せてください。




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