帰ってきたマリーちゃん。

マリーちゃんです。









雨の日に東京から名古屋に持って帰り、
名古屋から東京へ戻る前に友達と食事をしたお店に置き忘れて、
そのまま新幹線に乗って東京に戻ってきてしまい、
わざわざタツコさんにお店まで受け取りに行ってもらい、
それからずーっと名古屋に置いてあったわたしの愛すべき傘。
マリーちゃん。




タツコさんに東京まで送ってもらおうかと思ったのですが、
「よく見るとこの傘、汚いわね。そっちで新しいの買ったら？」
というタツコさんの一言により断念。

そうなんです。とっても気に入っていた傘なのですが、
わたしが適切なお手入れを心得ていなかったのと、
外に出して乾かしていたら、
これまた愛すべきわが家の周りのねこたちがマリーちゃんとじゃれていたらしく、
いたるところに引っ掻き傷ができてしまっているのです。
ああ、わたしのマリーちゃん。

おまけに。
外で起きたある小さな事故により、実は柄の部分が少し曲ってしまっています。

そういうわけで。
わたしもマリーちゃんはタツコさんのところでもうお休みさせてあげて、
東京で新しい傘を買おうと思っていました。



そう決めて、かれこれ半年。



タツコさんの傘は買っても、自分の傘は買わないまま今にいたります。



ところが、今度は名古屋にいる間に雨が降り、
結果、名古屋から東京に戻ってきたマリーちゃん。
おお、マリーちゃん。




でもね、やっぱりもう使おうとは思わないんですよね。
柄が曲ってるし。
ねこの引っ掻き傷がたくさんあるし。
それでも使うのはマリーちゃんに失礼な気がして。






でもマリーちゃんがここにいると。






新しい傘を買えないんだなぁ。






うーん。