ハリエンジュ/ニセアカシア (マメ科 ハリエンジュ属 落葉高木 原産地:北米 花期5月 果期10月頃) 樹皮は薄褐色で幹枝に棘がある。葉は奇数羽状複葉で互生、小葉は7,8対が多く見られる。小葉は全縁で葉先は鈍頭、葉片の基部にも鋭い鋭い棘がある。長い総状花序に白色の美しい蝶形花を多数つけ下垂する。旗弁の基部の黄色い紋は蜜標のようだ。花は強い芳香を発散する。花後豆果ができる。樹皮・葉・豆果には毒性があるが花や蜜には毒性はない。養蜂の重要な蜜源となっている。蜜源如何に拘らず抵抗力のない乳幼児にはハチミツを与えてはいけないと孫の親に言い聞かている。和名ハリエンジュは明治になって北米から渡来したとき、古くから古くから植栽されていたエンジュに似ている一方、棘があるのでハリエンジュと命名され、通称アカシアと呼ばれた。ところがその後オーストラリアよりネムノキ科アカシア属が渡来してきたため、ニセアカシアと呼び区別することになったが、混同される。「アカシアの白い花が咲いた」、「カナダ産アカシア蜂蜜」etc. どうも作為が感じられる。枝の棘と葉痕は鬼コウモリの顔に似る。冬芽は葉痕に隠れておりそれを割って芽吹く。
エンジュはマメ科エンジュ属(原産地中国)で、古くから栽培されてきた。花は黄白色の蝶形花で7月頃に咲き、豆果の莢がくびれる。
アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称。アカシア属は主にオーストラリアに分布、2,3月に黄色い花を咲かせるギンヨウアカシアなどがある。
「ギンヨウアカシアの開花 」(11-02-05) 「ギンヨウアカシアの美しい花」(11-03-13)
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