ナシ (和梨 バラ科 ナシ属 落葉高木 花期4月 学名Pyrus pyrifolia var. culta Pyrus serotina)
ヤマナシPyrus pyrifolia var. Pyrifolia を基本種とする栽培品種。 葉と花は同時に展開、葉は長枝には互生し、短枝には束生する。葉身は卵形で縁に芒状の鋸歯。花芽は短枝に頂生し長枝には腋生し、散房花序に8個ほどの5弁の白花をつける。萼5、雄蕊は20個ほどで葯は紅紫色、花粉放出後には黒胡麻を散りばめたように見える。花柱は5個。花弁の多い花(6~10弁)も散見されたが、栽培家の話によると、これは所謂不稔の八重咲きではなく、栄養状態がよく元気がよい証拠であり良い果実が生るということである。因みに6弁の花の花柱は6個であった。ナシの果実は偽果で、花托が肥大し芯部にある子房・種子を覆っている。ナシ状果と呼ば、リンゴと同様に肥大化した花托を食す。生家の畑縁の藪に大きな山梨の木が聳えていて、児童の頃、風の強く吹いた翌日に樹下にいくと何個か落下していた。これを齧って喰ったのではあるが岩のように堅かった。敗戦国の餓えた子は歯が欠けても食った。
属名Pyrus pyrus pirus 梨
種小名pyrifolia pyrus-folia ナシのような葉 var.culta (英cultivated) 変種の栽培品種の意味
ヤマナシPyrus pyrifolia var. pyrifolia (里山に) 自生する梨
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