里山コスモスブログ

ミツマタ(三叉) 黄色に朱赤の花盛り


花芽は苞に包まれているが、苞が開いて蕾が出てくる


上下:萼筒の先に雄蕊4個があり外から見える。その奥に雄蕊4個、更にその奥に雌蕊・子房がある








ミツマタ (三叉 ジンチョウゲ科 ミツマタ属 落葉低木 花期3月 原産地:ヒマラヤ地方  英名Paper Bush) 和名は枝が三つに分岐することに由来。コウゾ、ミツマタ、ガンピは古くから和紙の原料として使用されてきたが、ミツマタは栽培が容易であり明治になって紙幣に使用されるようになった。葉は互生し披針形(又は狭長楕円形)で縁は全縁。花は多数(40ほど)の萼筒が頭状につき、その先が浅4裂する。萼の外側は白色で内側は淡黄色~濃黄色。朱赤色の園芸種がある。萼筒を解剖して見ると、雄蕊は2段になっており、葯4個は外から見え、奥に4個ある。その奥に雌蕊1があり緑色の子房から花柱が伸びている。ミツマタは自家不和合性であり、株分けした個体(クローン)同士では受精しない。他品種の花粉で結実するのではと推測する。残念ながら果実(そう果)や種子は未見。
三叉に沈丁花咲いて春香る (童子)


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