里山コスモスブログ

フウ(楓) 紅葉と果実の冬景


卵球状は混芽で葉と花が展開)。細長い槍状は葉芽?(未確認)






上:果実は上向きに伸びた長い果柄につく 下:フウの果実のイガイガは花柱が細長く又数が多く繊細な感じ






上:フウの冬芽 芽麟に毛が密生

フウ  ( 楓 <音読み> マンサク科 フウ属 学名Liquidambar formosana  落葉高木 雌雄同株 花期4月 原産地:中国中南部、台湾 別名タイワンフウ、イガカエデ) 樹皮は灰褐色で縦の柄割れ目がある。葉は葉柄が長く、葉身は三角状で3中裂、縁に鋸歯。大型であるが形はトウカエデに似る。雌雄同株の雌雄異花で葉と花は同時に展開する。花に花弁はなく、雄花序は多数の雄花の塊が太い柄に総状につき立ち上がる。雌花序は多数の雌花(紅色帯の花柱・柱頭)が頭状に集まったもので上向きに伸びる細長い柄の先につく。果実はさく果が球状に集まった集合果で、上向きの長い柄の先につく。モミジバフウの雌花&果実のように垂れ下がらない。果実のイガイガは花柱が宿存し木質化したもので、モミジバフウより花柱の数が多く繊細な感じであり荒々しさはない。フウの冬芽は卵球形で毛が密生した芽麟に包まれている。前掲のモミジバフウの冬芽は芽麟の縁に毛が見られるものの無毛で艶やかである。
属名Liquidambar  liquid+ambar (液体+琥珀樹脂) 樹液に樹脂を含むことを指すのだろう。
種小名formosana  タイワンの  Formosaは台湾Taiwanの旧称・美称で「美麗島」を意味する。


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