次々と蕾が成長し開花しては散ってしまうので満開というのにお目にかかれない
下は花被が濃黄色でやや細長、葉先が凹裂しておらず凹葉厚朴でもなさそう ？？
ホオノキ （朴の木 モクレン科 モクレン属 落葉高木 雌雄同株 花期５月 果期８，９月 学名：Magnolia obovata） 冬芽は枝先につき、大きな毛筆形で、キャップ状の１枚の芽麟に包まれている。混芽と葉芽があり、混芽が膨らむとキャップが脱げ落ち、新葉と蕾が展開する。新葉は枝先に輪生状に広がる。葉は大型で倒卵状楕円形、縁は全縁。蕾が膨らむと外側の花被３片（萼状片）が平開して反り返り、内側の花被７，８片（花弁状）が開く。両性花で雌性先熟。蕾が開きかける時には棒状の花床に螺旋状についた雌蕊が立ち上がっており受粉可能な状態。開花すると雄蕊（赤い花糸と白い葯）の間隔が緩み花粉を分泌する。この頃には雌蕊は伏せている。開花後花粉分泌を終えた雄蕊はザラザラと崩れ落ちる。花も短い命を終える。果実は袋果が多数集まった集合果で、袋に種子１個が入っている。熟すと袋が開き赤い仮種皮に覆われた種子が現れる。種子は伸縮性の白い糸（珠柄）で袋と結ばれている。赤い仮種皮とその内側の白い内種皮を取り除くと窪みを持つ黒い種子が出てきた。（こうして観察記録をまとめようとしているが、決定的な写真がない部分があり、疑問は尽きない。）
