里山コスモスブログ

ユリノキ(百合の木) 大木にチューリップの花







上:花弁状片を陽に翳すと葉と同様の網状脈が見えた。葉が変化し花弁になったその名残


上:美しい黄葉    下:春まで枝に残る集合果の外側の果実 

ユリノキ (百合の木 モクレン科 ユリノキ属 落葉高木 花期5,6月 果期10,11月 別名ハンテンボク、チューリップツリー) 和名は花が百合に似ることに由来する。英国人はチューリップに見立てる。大木に生長し樹皮の縦割れが目立つ。葉形に特徴があり、これを袢纏(はんてん)に見立てハンテンボクとも呼ばれる。新枝の先に黄緑色の大輪の花をつける。花被片は9片で萼状片3、花弁状片6。萼状片は蕾を包んでいるが、開花時に開いて垂れる。花弁状片の基部に橙色の斑紋がある。花冠の中心の円錐状の花床に雌蕊が多数つき、その周囲を細長いヘラ状の雄蕊が多数(30数個)環状に取り巻く。ヘラ状の雄蕊の下半分が花糸で、上半分が葯のようだ。果実は細長い翼果が集まった集合果で、種子は翼果の基部に入っている。熟すと集合果の中心部から散布する。外側の翼果が最後まで残り、椀状になって春まで枝についている。冬芽は扁平で、毛筆状のホオノキのそれに似る。ホオノキと同様に冬芽はキャップ状の托葉(芽麟)に包まれている。
学名Liriodendron tulipifera ユリノキ属のチューリップ形の花を咲かせる木の意


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