里山コスモスブログ

ヨウシュヤマゴボウ



花弁状の萼5片は花後、紅く色づいて果実の基部に残る

ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡 ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属  学名Phytolacca americana 花期7,8月  原産地北米 )  北米原産の帰化植物で根がゴボウ状。大型の草本で茎高2mほどになる。葉は互生、葉身は大きな楕円形で全縁。枝先に花穂(花柄があるので総状花序)を伸ばし白緑色の小花を多数つける。花は花弁がなく花弁状の萼5片、雄蕊10個ほど、萼の上に緑色の子房が乗り、柱頭は10裂ほどしてやや開いている。果実は球形の液果で、10個ほどの種子を含む。成熟すると黒紫色になって果穂が垂れ下がる。潰すと赤紫色の液が出て手や衣服に着くと赤く染まる。アメリカではinkberry インクベリーとも呼ばれる。ヤマゴボウ科のヤマゴボウおよび本種ヨウシュヤマゴボウは全草に毒、特に根の毒が強い。キク科のゴボウは野菜として栽培される他、キク科の野生植物が山菜ヤマゴボウとして食されているが、ヤマゴボウ科の植物を間違って食べると中毒を起こすので注意が必要。
属名Phytolacca  phyton+lacca(植物+深紅色の顔料)。果実に深紅色の汁を含むことによる。深紅色の植物性ラッカーというような意味になるだろう。

種小名americana 北米原産の


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