里山コスモスブログ

ニワトコ(接骨木) 拡大鏡で見る微小な花







上:左端に蕾-花序軸から出た短い花柄、筒部(子房下位)、花冠 
下:花が散った後の筒部を見ると、萼片だろうか僅かに5裂し柱頭を囲んでいる。


ニワトコ (接骨木 スイカズラ科 ニワトコ属 落葉小高木 花期4,5月) 和名は木の枝を小鳥の病気予防に止まり木にしたことに由来するという説。接骨木は昔この枝を黒焼きにするか煎じるかして骨折の治療(湿布)に使用したことに由来。冬芽(混芽)が展開すると葉が出てブロッコリー状の蕾をつける。葉は奇数羽状複葉で対生、小葉は長楕円形で3,4対あり、先が尖り縁に細かい鋸歯。葉軸の上面に凹みがある。大きく展開した円錐状の花序に淡黄白色の微小な花を密集させ、4,5月に開花する。花の基部は筒状で子房(下位)があり、花冠は5裂平開し次第に強く反り返る。雄蕊は5、柱頭は紫色で3裂しているように見える。果実(核果)は6月末頃に赤又は黄色く熟す。蕾、茎、葉は生薬の材料に、果実は果実酒にすることができるということである。


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