結実と幼い果実 萼の筒部に包まれて子房が成長 果実の先端に萼裂部の痕が残る
ナナカマド (バラ科 ナナカマド属落葉高木花期5月 果期10月頃 学名Sorbus commixta ) 和名は非常に燃え難く七度竃(かまど)で燃やしても燃え残ることに由来。奇数羽状複葉の葉が互生、小葉は葉軸に4~6対ほどつき、長楕円形で縁に鋭鋸歯。枝先や短枝の先についた花芽(葉と花序の混芽)が綻びると、葉と散房花序についた多数の蕾が展開する。花は白花で、萼5、花弁5、雄蕊は20(長短各10)、花柱3個を観察。果実は球形の偽果で先端に萼痕が残る。秋に真っ赤に熟し、紅葉する葉とともに秋の山を彩る。北海道では多くの市町で自治体の木に指定している。英名Japanese Rowan
西洋ナナカマド(学名Sorbus aucuparia )は北欧諸国で魔除けの木として神聖視され、rowanは北欧の魔除けを意味する言葉に由来するという。aucuparia不明
属名Sorbus ナナカマド属 (ラテン語で西洋ナナカマドは sorb、sorbo)
種小名commixta 混合、混在の。 英語でmixed ナナカマドのどんな特徴を表すのか不明。迷推理してみるに、冬芽(花芽)が葉芽と花芽を含む混芽(混合花芽)であることを指すのだろうか? アロエ属にAloe commixta という黄色い花を咲かせるのがあった。ナナカマド(七竃) 冬芽の展開~開花 新緑に白い花青い空2012-05-08