里山コスモスブログ

ヤマコウバシ 紅葉と熟果と冬芽



ヤマコウバシ (山香ばし クスノキ科 クロモジ属 落葉低木 雌雄異株 花期4月 果期10月) 和名は枝の切り口や揉んだ葉から香ばしい芳香がすることに由来。葉は互生、葉柄は短かく、葉身は楕円形で葉先は鈍頭、縁は全縁。葉表は鈍い色合い、葉裏は灰白色で脈上に毛がある。新葉の葉裏には絹毛が密生。葉は紅葉し枯れた後も落葉せず春まで枝に残り、落葉した木々の中でよく目立つ。花は薄緑色で花被片6、子房と白く平盤な柱頭が目立つ。雄蕊(退化雄蕊)はよく観察できず。果実(液果)は直径7,8mmほどの球形で、先にいくほど太くなる果柄につく。果実は秋に暗赤色を帯びた後黒く熟す。冬芽は紡錘形で赤褐色の芽麟に包まれる。葉と花序を含む混芽。雌雄異株であるが日本には雌株しか生えていないという。花を観察すると雄蕊は退化しているようだし、受粉・結実のメカニズムを知りたいものである。下手の推量当てずっぽうであるが、単為生殖?、同属の花粉を受粉?山のあちこちにヤマコウバシの木が生えているということは、種子には発芽能力(子孫を残す能力)があるはず。どうもイチジクほどには研究されていないようである。
ヤマコウバシ 熟果2011-10-14


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