ヒヨドリバナ (キク科 ヒヨドリバナ属 学名 Eupatorium japonicum syn. Eupatorium makinoi ) 和名はヒヨドリが山から里へ下りてきて鳴く頃に開花することに由来。茎の高さ1mほど、葉は互生、葉身は長披針形~長楕円形で縁に粗い鋸歯。夏から秋に咲く。茎の上部から花序軸を分岐させ、各々の先に頭状の花序をつけて散房状を呈する。花は管状花で、2本の細紐状の雌蕊(花柱)が長く突き出るのが特徴。同属のフジバカマ(学名Eupatorium fortunei 秋の七草の一つ)によく似ているが、フジバカマの葉は深く3裂(茎下部では分裂しない場合もある)。ヒヨドリバナは山裾の路傍などによく見られるが、フジバカマは当地ではとんと見かけず、稀に花壇や庭先に植えられていたりする。