里山コスモスブログ

ツリバナ(吊リ花)


樹高6.7mのツリバナ




上:花弁5、雄蕊5、雌蕊1、子房は花盤に埋もれる




ツリバナ (ニシキギ科 ニシキギ属 学名Euonymus oxyphyllus Miq. 落葉低木~小高木 花期5,6月 果期9,10月) 葉は対生、葉身は卵形で縁に細鋸歯。枝先の葉腋から集散花序を下垂させ小花をつける。花は淡緑に薄紅を帯びる。萼5、花弁5、雄蕊5、柱頭1。果実(さく果)は球形で5つの心皮の線が見られる。秋に赤く熟すと心皮の線に沿って5裂し、朱色の仮種皮に包まれた種子が露出する。
属名Euonymus ギリシャ神話に出てくる神エウオニムス(Eu-onymus良い名前の意味)からくるというが。(不詳)
種小名oxyphyllus  oxy-phyllus 鋭い葉の意 とあるが葉形の形容ではなさそうに思う。不詳 命名者Miq.はオランダの植物分類学者F.A.W. Miquel (18111871) 多くの日本の植物を分類し学名にその名Miq.が付されている。
さく果:複数の心皮から子房が形成された果実で、熟すと心皮の線に沿って縦に裂開し種子が露出する。
集散花序:ツリバナの花序を見ると、葉腋から主軸が伸びて先端に花がつき、その直下から側軸が分岐しその先端に花がついている。伸ばした軸の頂部に花がつくと、その軸は伸びることができず、その直下から側軸を出しその先端に花をつけるという形である。主軸の頂部についた花から見れば主軸が花柄であり、側軸の頂部についた花からすればその側軸が花柄ということになる。総状花序は主軸の頂部に花がつかず、側軸の頂部に花がつく。総状花序では主軸は花柄ならず、側軸が花柄となる。大体こんな理解でいいんだろうか。


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