里山コスモスブログ

オオバキハダ(大葉木膚) 冬芽


上右:枝も対生している。枝先はまっすぐに伸びる(頂芽が枝となる)ものと、
二叉になって伸びる(頂生側芽が枝となる)ものが見られる。(当て推量)


オオバキハダ (大葉黄膚 ミカン科 キハダ属 落葉高木 雌雄異株 花期5,6月頃 果期10,11月) キハダの変種。樹皮は灰色、成長するにつれコルク層が発達し縦割れる。コルク層の下に黄色い内皮があり、和名のキハダの由来となり、葉が大きいのオオバを冠する。葉は奇数羽状複葉で小葉4~6対ほどが対生、小葉は楕円形で先が尖り、側脈数は16対ほど。葉柄から主脈に灰色の毛が密生する。雌雄異株で雄花・雌花各々別株につき、円錐状花序に薄黄緑色の小花を多数つける。写真は雄株、花弁5、雄蕊5。冬芽は大きな葉痕にぐるりと周囲を囲まれている。つまり葉柄が冬芽を覆っていたことが覗える(葉柄内芽)。果実(核果)は直径1cmほどの球形で柑橘臭がし、秋に黒く熟す(未見)。
外皮の下にのコルク質があり、その内側に鮮黄色をした内皮がある。これを乾燥させたものが生薬の黄檗/黄柏(おうばく)で健胃整腸剤として利用される。この黄柏を主原料にした民間薬や医薬品に陀羅尼助等がある。陀羅尼助の由来は、強い苦みがあるため、僧侶が陀羅尼(唱えると心身に力がみなぎるという呪文)を唱えるときにこれを口に含み眠気を防いだためと伝えられる。(wikipedia参照) 


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