イチゴノキ (ツツジ科 イチゴノキ属 常緑低木 雌雄同株 花期&果実10~12月 原産地南欧他) 葉は濃緑色、葉身は長楕円形で縁に鋸歯。花は両性花で、ドウダンツツジやアセビに似た壷形の白花或いは淡紅色の花を房状(複総状花序)につけ下向きに咲かせる。下から覗くと浅5裂した壷入口に柱頭が見え、下方に雄蕊の葯が取り巻いている。解剖すると、葯は向きの違うのが5個づつ計10個あり、葯には2本の鉤状突起がつき、花糸には白い毛が密生している。果実は表面にぶつぶつ感があり、ヤマモモあるいはイチゴの果実に似る。受粉結実した実は1年かかって成熟し、秋に淡緑色、黄色・オレンジ、そして赤色に熟す。果実は食べられるがさしたる味はなかった。花と実が同時に見られ、珍しさもあって庭木に植えられている。枝がよく繁るのでまめに間引き・剪定を要するようである。手入れのされていない植木をよく見かける。
属名Arbutus arbutumu イチゴ
Arbutus unedo L.地中海・南欧に分布 (Strawberry Tree) 種小名不詳
Arbutus andrachne L. (Greek Strawberry Tree) 南東ヨーロッパと西南アジアに分布 種小名不詳
この他にアメリカ・メキシコに分布する種がある。
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