上:冬芽 葉芽か混芽か見分けづらい。一般に葉芽はほっそりしているが
上:葉芽の展開 下:混芽の展開(枝を少し伸ばした所で葉と蕾が出ている)
上:花被片9 下:花被片12
上:花床上部に黄緑色の雌蕊群、下部に多数の暗紅色の雄蕊、その下に花が9~12片つく。
下:比較用のホオノキの花 花は開き、雌蕊群が赤く、雄蕊は上半分が白く、下半分が赤い
オオヤマレンゲ (大山蓮華 モクレン科 モクレン属 落葉低木~小高木 学名Magnolia sieboldii ssp. Japonica)花は白色で俯き加減に咲く。蓮の花に似るので蓮華の名がつく。
写真はホオノキとオオヤマレンゲの雑種と言われるウケザキオオヤマレンゲ(学名Magnolia x watsonii)で庭木。冬芽(頂芽)には葉芽と混芽があり、混芽が展開すると葉と蕾が出てくる。葉身は倒卵状楕円形で縁は全縁、先は鈍く尖る。ホオノキの葉よりかなり小さい。花は白色で上向きに半球状に咲き、ホオノキほど開かない。花被片はほぼ同形大で9~12片、棒状の花床に黄緑色の雌蕊群がつき、その周りを多数の暗紅紫色の雄蕊が囲む。ホオノキとの違いは、葉の大きさ、花の開き方、雌蕊の色、雄蕊の色などである。