下:枝先についた多くの冬芽(頂芽および頂生側芽)の展開
新梢を伸ばし、その下部に雄花序、上部に葉、頂部に雌花序をつけている・・・混芽が芽吹いたもの
雄花序だけが出て下垂している・・・雄花芽が芽吹いたもの
下:雌花序は短く堅果が密につく。(下左上の雌花序はコナラのそれのように長い。写真が紛れ混入したか)
オウゴンガシワ(ナラガシワ)の葉は葉柄が長い。カシワは殆ど無柄。
オウゴンガシワ (黄金柏 ブナ科 コナラ属 Quercus aliena cv.lutea 落葉高木 雌雄同株 花期4月 果期当年秋) ナラガシワの園芸種。葉は互生し枝先に集まってつく。葉身は倒卵状で縁に波状の鋸歯。カシワの葉と比べるとカシワの葉柄が極めて短かく殆ど無柄でるのに対し本種は葉柄が長い。又コナラの葉に似るがコナラの側脈が10対以下のものが多いのに対し、本種は10対以上ある。新梢の頂部に雌花序がつき、新梢下部および前年枝に雄花序がつき下垂する。堅果の頂部に4,5裂した花柱・柱頭が宿存する。殻斗は鱗状。春の新葉が鮮やかな黄色をして美しく、後葉緑素が形成されて緑色になるが、秋には黄金色に黄葉する。冬芽は頂芽のまわりに頂生側芽が集まってつく。枝側の葉腋に3個の側芽が並んでいるが、大きい1個から新梢が出て、小2個から雄花序が出るのではないかと推す(未追跡)。
属名Quercus ナラ(楢)の一種のラテン古語のようである。
種小名aliena 変わった、他国の 英 alien エイリアン cv.lutea 英yellowish 園芸品種.黄色がかった(葉)
春黄色 夏の葉緑 秋こがね おうごんかしわの三変化 閑遊童子