ユズ (柚子 ミカン科 ミカン属 学名Citrus junos 常緑小高木 花期5月 果期11,12月 原産地:中国) 古く朝鮮から伝来し飛鳥・奈良時代には既に栽培されていたという。枝に鋭い棘があり、葉柄に幅の広い翼が発達している。花は白色の5弁花。花糸数個づつが合着して白い筒状になりその先端に黄色い葯が付く。その内側に淡黄緑色の柱頭が覗いている。ユズの木は成木になって果実をつけるまでに10年以上の長い年数が必要であり「桃栗3年柿8年柚子の大馬鹿18年」と揶揄される。ユズの果実の利用法の一例。果汁を搾って香酸味料、塩・醤油・コショウ等を加えて保存香辛料、果皮のジャム、柚子風呂等々。柚子は種子が多くて、棘がなければと誰しも思う。それに応えるタネなし棘なし“多田錦”という品種ありと聞く。果実が小形のハナユ(花柚子Citrus hanayu)は別種。
属名Citrus 古ギ <kitron> 柑橘類のもしくは檸檬(れもん)の古い呼び名とある。
種小名junos 1603年に編纂された「日葡辞書」に柚子をjunosと表記しており、これが種小名に採用されている。九州辺りで柚子をユノスと呼んでいたか、ポルトガル人にユノスと聞こえたか。
「日葡辞書」は日本国外から日本に来る宣教師や貿易商人などのために、日本語をポルトガル式ローマ字で表記し、ポルトガル語で解説したもので、約3万2千語が採録されている(wikipedia)。
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