上:殆ど毛が見られない 下:葉裏前面に毛が密生・・・ニッコウバイカウツギの特徴
上:葉裏が毛深い 下:園芸種 セイヨウバイカウツギ
上:花芯が紫色の品種“ベル・エトワール”
バイカウツギ (梅花空木 アジサイ科<APG> バイカウツギ属 学名Philadelphus satsumi 落葉低木 花期5,6月 果期9,10月頃) 和名は梅に似た花の空木の意。葉は対生、葉身は卵状楕円形で先が尖る。三行脈が目立ち、縁に粗らな浅鋸歯、葉裏の脈上を中心に毛が生える。枝先に集散花序を形成し純白の花を咲かせる。萼は4裂し三角状で尖る。花は4弁花を基本形とし、5,6弁及び雄蕊が花弁化しているものが見られる。雄蕊は多数(30余り)、花柱は下部が1本で上部から4裂している。
変種に葉裏が毛深いニッコウバイカウツギ(f. nikoensis ケバイカウツギ)がある。又、園芸種の西洋バイカウツギがよく栽培される。
属名Philadelphus B.C.283~247のエジプト朝のファラオ プトレマイオス・ピラデルポス Ptolemy Philadelphus
ギリシャ語( )に捧げられた名といわれるとある。
種小名satsumi バイカウツギの別名サツマウツギに由来 (サツマウツギと呼ぶ地域があり、シーボルトがそれを聞き取ったのだろう)
学名および命名者 Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton (1852)
プトレマイオス・ピラデルポス はエジプトのプトレマイオス朝の2世ファラオ(在位BC288-BC246)で、姉のアルシノエ2世と再婚し、「兄弟姉妹を愛する者達」という意味のピラデルポスという異名を持つ。ギリシア人を支配階層とする官僚的中央集権国家としての生産独占組織と強力な統制経済機構を布き、国富は王朝の歴史を通じ最大となった。文化面でも父の遺業を継ぎ、学士院と附属図書館に多数の学者、文人を招聘しアレクサンドリア文学の黄金時代を現出した。(wikipedia)