里山コスモスブログ

カワヅザクラ(河津桜)満開 1ヶ月遅れの開花で慌てて葉も芽吹き出した


下:今冬は寒さが厳しかったせいか花芽が動き出すのが遅く、葉芽も慌てて動き出した




ヒヨドリも桜の花が好きと見える

カワヅザクラ (河津桜 バラ科 サクラ属 学名 PrunusCerasus lannesiana cv. Kawazu-zakura 落葉高木  花期:2月初め開花~1ヶ月以上) 大島桜Cerasus speciosa と寒緋桜Cerasus campanulata の自然交配種と推定されている。開花が早く、2月上旬頃に開花し1ヶ月以上にわたり咲き続ける。花芽が展開すると3~5個ほどの蕾が出てくる。花柄は2cmほど、萼筒は無毛で先が5裂、蕾は濃紅色で開花すると淡紅色になる。花は5弁一重咲きでやや下向きに平開、円形の花弁の先が凹む。雄蕊40余り、雌蕊1。花径が約3cmと大きく華やかである。葉芽は満開後に展開、成葉は倒卵状楕円形で両面とも無毛、基部が円形、先が尾状に尖る。縁は単鋸歯に重鋸歯が混じる。葉柄は2cm余り。
河津桜の原木は静岡県河津町(伊豆河津駅近く)の飯田家の庭にある。樹齢55年ほど。昭和30年頃に河津川沿いで芽吹いた桜の苗を偶然発見し庭に植えたもの。昭和49年河津桜(カワヅザクラ)と命名された。大島桜(白花)の早咲き性及び寒緋桜の早咲き性と緋色の花弁の性質を受け継いでいる。花は大きく豪華で美しい。叉花期が長く1ヶ月以上楽しめる。
サクラ属orサクラ亜属については学説が分かれており学名の記述も分かれる。
学名 Cerasus lannesiana  Carrière, 1872 'Kawazu-zakura' 1872年にカリエールが最初に命名した“サトザクラ”の園芸品種である“カワヅザクラ”
属名Prunus   plumスモモの木の意  亜属名Cerasus  古ギリシャ語の(ケラソス) サクランボ(実桜)の木に語源 
speciosaは華やかな campanulata ベル形の
lannesiana は「園芸家Lannes」という意味とあるが人物不詳。


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